ポップタイド(POPTIDE)
スキントロピーコンセプトの環状ペプチド。 肌の乱れを再編成します。正しいタンパク質フォールディング/アンフォールディングタンパク質応答 (UPR) に関与する2つの非常に重要なシャペロン(CalreticulinとBiP)の発現を増加させます。表皮でCalreticulinを増加させ、表皮と真皮のコミュニケーションを介してコラーゲンと弾性繊維の発現を誘導することにより、小胞体ストレス(ERストレス)を緩和し、老化の兆候を改善します。朝と夕方の間のシワのデイリー サイクル (WDC) を壊します。朝と夜の両方でのシワの状態を測定しており、朝も夜も同じシワ改善効果状態を保てるのが特徴でもあります。通常夜は横になって寝ているため肌水分がからだに均一に広がっていることもあり、朝は肌に弾力があり、肌の厚さも十分でシワも少ないですが、夜になると立っていたので水分が体の下に集まり、肌弾力の低下、肌の厚みの減少、シワの出現につながり、朝と夜では微妙に状態が異なることに着目しました。カリセンシックス(CALISENSIX)
敏感肌を鎮静化するためにセイヨウシロヤナギ樹皮エキス(White Willowのエキス)による沈静保護作用とトマト果実の幹細胞エキスのpositivity(気分を向上させる作用)を組み合わせた原料です。 Pleasant touch(PIEZO1)の向上(気持ちの良い感触、感覚へ)、TRPV1の阻害(Resolvin D2の向上)、シグナリングの抑制(Ca2+動員の減少)、エクソサイトーシスのための小胞の抑制(SYT-1の減少)、ニューロペプチド、炎症性脂質、炎症性サイトカインの抑制(IL-8、PGE-2、CGRPの減少)、感覚の過剰負荷からの保護(肌バリア脂質の向上)、内生的な安心、鎮静化の向上(ETR、MORの向上)、バリア機能の強化が確認できており、2% Calisensix配合クリームでの臨床試験ではボディでは即時的かつ長続きするTEWL減少効果と紅斑減少、顔でも7日間での鎮静効果実感が確認できています。 中国対応可能。VEGAN認証、HALAL認証、COSMOS approved取得。 (推奨配合量:1-2%)コル-4-フラッグ リマスタード(COL-4-FRAG REMASTERED)
コラーゲンIVはDEJ内に存在し、表皮と真皮の間の相互嵌合(または表皮突起)の形成をサポートし、上層(表皮)を育てます。 植物を用いて製造したCOL-4-Frag remasteredはヒトIV型コラーゲン断片で、Non-GMOのVeganコラーゲンとなります。 コラーゲンIV中のインテグリン結合モチーフと細胞接着部分の配列をもち、この連続した配列がネットワーク形成や鎖間クロスリンクのための分子フレキシビリティーを供与します。ヒトコラーゲンIV様の効果とコラーゲンIVブースター効果の両方を持ち合わせています。 また、Perlecanやケラチン15の発現向上なども確認できており、DEJ内のコラーゲンIVネットを本来の波打った形状へ再構築します。2%配合クリームでの臨床試験では首のシワ体積とシワの深さはそれぞれ28日後に5-10%減少、56日後には大きく減少。デコルテのシワの数とシワ体積は28日後にはどちらも15%以上の減少が確認できています。また、首のハリは28日後に4%向上、デコルテのハリは7日後で15%向上、デコルテのシミの周長は7日後に5%、28日後に15%、56日後に17%減少という結果が得られています。 中国対応可能。VEGAN認証、HALAL認証取得。 (推奨配合量:1-2%)エスパイスリー(SP(AI)3)
AIを用いて最適化したin silicoでスクリーニング・設計した皮脂・毛穴・炎症に着目したAcneケアペプチド。 アクネ関連では毛穴における主な問題は毛穴の拡大と詰まり、炎症においては毛包脂腺炎症、皮脂においては過剰な皮脂産生と皮脂の蓄積とされています。 このペプチドは毛穴はMMP-1(細胞外マトリクス(ECM)の分解と炎症)、炎症はIGF-1R(炎症応答を悪化)、皮脂はACC(Acetyl-CoA Carboxylase;皮脂の過剰産生)を標的としています。ACCは脂肪酸合成における最初の律速段階の触媒として機能し、ヒトの皮脂の80%に関係しています。 「SP(AI)3」の効果 ・毛穴サイズ縮小:毛穴の剛性向上、毛穴サイズ縮小、過角化(Hyperkeratinization)抑制 ・抗炎症:C. acne炎症抑制、Skin ecosystemリセット ・皮脂抑制:皮脂合成抑制、皮脂蓄積減少、脂腺細胞の縮小化 In vitro試験 ・濃度依存的なMMP-1活性抑制、IGF-1Rリン酸化抑制、ACC二量化抑制 ・遺伝子発現変化:MMP-1、IGF-1R、ACACA(ACC αをコード)、ACACB(ACCβをコード)をいずれも抑制 ・皮脂合成抑制:NR1H3(脂腺細胞で発見された転写因子。ACC活性化による脂質合成で重要な役割を担う)を抑制。 ・皮脂蓄積(脂質含量)を減少、脂腺細胞サイズを減少。脂腺細胞分化のマーカーであるMUC1の発現も抑制。 ・毛穴の剛性(かたさ)の向上、毛穴サイズの縮小。剛性が高いほど皮膚の毛穴周辺のマトリクスが強化され、毛穴の開きが小さくなる。MMP-9、MMP-1の発現減少(ECMの強化)。 ・Ki67の抑制→Hyperkeratinization(過角化)を抑制→毛穴の詰まりを解消。GATA6の発現向上とKRT16の発現抑制。C. acnesは皮脂の蓄積と過角化を悪化させる。 ・MMP1、IL1A、IL1B、CXL8の発現抑制。C. acnes炎症は炎症応答を進展させて炎症性サイトカインを分泌するケラチノサイト内の免疫応答の引き金となる。「SP(AI)3」はC. acnes炎症を抑制する。 ・Skin ecosystem保護:C. acnesの成長抑制とS. epidermidis(表皮ブドウ球菌)の成長向上。 In vivo試験 被験者:顔にわずかなアクネのある40名の白人女性(18-35歳)。うち20名はプラセボ。 使用:全顔に1日2回、28日間 試料:2%「SP(AI)3」配合クリーム ・炎症性ニキビ(吹き出物)の改善:7日後に平均-15%、14日後に平均-19%、28日後に平均-20%。7日後での最大値は-27%。28日後では-56%という被験者もあり。毛穴サイズの縮小も確認。 ・プロトポルフィリンの減少:プロトポルフィリンはC. acnesによって生み出される有機老廃物で、ニキビ病変が治る間に発生する炎症性色素過剰に関係する。C. acnesは炎症性プロトポルフィリンの過剰産生や蓄積に関係する。VISIAでの確認で「SP(AI)3」はプロトポルフィリンを14日後に平均-5%、28日後に平均-8%と変化させ、被験者の89%が肌がよりきれい(purified)になった。 ・Esc lipoperoxidation(脂質過酸化)の減少:アクネにおいても酸化ストレスが存在し、炎症、過角化、プロトポルフィリン、皮脂の産生につながる。ROSと脂質の相互作用によって脂肪酸の過酸化やMDA(マロンジアルデヒド:脂質過酸化の指標として利用される)の産生が生じる。「SP(AI)3」は28日後に脂質過酸化を平均-22%変化させる。 ・皮脂と水分の変化:Sebumeterでの分析では皮脂を7日後に平均-11%、14日後に平均-15%、28日後に平均-20%変化させた。Corneometerでの分析では肌水分を7日後に平均6%、28日後に平均9%向上(7日後に最大19%向上)。 ・毛穴サイズ:14日後に平均-5%、28日後に平均-8%変化。14日後に最大で-12%変化。28日後に皮脂量も-31%と変化した被験者もあり。 ・被験者アンケート:80%は肌の欠点が見えにくくなった、95%は本原料含有製品が毛穴サイズを小さくした、90%が肌の脂っぽさが改善したと実感。(その他の項目もあり。) 推奨配合量:1-2% 自然由来指数:99.45% 溶解性:水溶性フラッグ-ブリリン リマスタード(FRAG-Brillin remastered)
植物(ニコチアナベンタミアナ)内で合成したヒト「フィブリリン-1」断片。 ヴィーガンフィブリリン-1。 CELLASTICITY(細胞の弾力)に着目。肌のハリと弾力を回復させます。 このタンパク質合成で利用されるニコチアナベンタミアナはタバコ属の植物ですが、古くからタンパク合成の一手法として活用されており、医薬品の製造にも利用されております。 ニコチアナベンタミアナにおけるタンパク製造では遺伝子組み換えに該当しないだけでなく、より正確な構造や翻訳後修飾状態のタンパクが10日間ほどで得られるため機能面も本来の目的タンパクと同じ効果が期待できます。 Vegan対応、エンドトキシンフリーにもなっています。 この手法で製造したタンパク質はそのタンパク質そのものの効果を発揮するだけでなく、皮膚内にあるそのタンパク質のブースターとしても機能し、皮膚内でのそのタンパク質の生合成や機能向上、安定化にもつながるというメリットがあります。 フィブリリン-1は弾性線維に存在し、DEJ(表皮-真皮ジャンクション)におけるフィブリリン微小線維の分解は弾性線維の完全性の消失の主要な要因の1つで、シワやたるみにつながります。 フィブリリン微小線維はコンスタントな伸縮性や跳ね返りにさらされる動的組織の主要な構成成分であり、「完全性」、「メカノシグナリング」、「修復」に関係する。真皮内の上部、中部、深部でフィブリリン線維の分布や厚さは異なる。 老化とともに弾性繊維が分解され、マトリクスへの細胞接着やECM修復応答を悪化させてしまう。 微小繊維の弾性作用:フィブリリン微小線維がフィブリリン-1組織内の変化を通じて伸縮と跳ね返り→TGFβ修復応答活性化/細胞接着→線維芽細胞-筋線維芽細胞転移→ECMへの細胞接着とECM強化 & 収縮。 接着斑はcellasticityに貢献する線維芽細胞-筋線維芽細胞転移を誘導する細胞骨格やECMの双方向へ伝達する機械的伸長を感知する。 筋線維芽細胞(Myofibroblast)→マトリクスへの細胞接着やTGFβ活性化は線維芽細胞-筋線維芽細胞転移(cellasticity)を誘導→ストレス線維、高い収縮性、多様な接着斑、十分なECM産生。 Cellasticity(細胞の弾力)は細胞やストレス線維が収縮や伸長するために持っている能力である。老化した肌では筋線維芽細胞が少なく、Cellasticityも小さい。 「FRAG-Brillin remastered」の効果 ・弾性の回復力の再構築:微小線維と弾性線維形成の向上、微小線維と弾性線維の分解の抑制 ・CELLASTICITY:ストレス線維向上、巨大Cellasticityバネ向上。 ・ECM(細胞外マトリクス)リモデリング:ECMブースター & 細胞マトリクス接着向上、修復向上、弾力向上。 In vitro試験 ・Fibrillin-1発現向上:フィブリリン微小線維は基底ケラチノサイトと真皮をつなげ、肌にフレキシビリティーと構造完全性を提供する。肌修復を活性化する細胞メカノシグナリングに必須。 ・トロポエラスチン液滴形成の向上:エラスチンのクロスリンクとエラスチンの液滴形成はフィブリリンスキャフォールドの沈着に必要。「FRAG-Brillin remastered」はトロポエラスチン会合を促進する(37℃で液滴形成を+91%)。 ・Fibulin-5とLOXの発現向上:フィブリリン-1とトロポエラスチンクロスリンクに関与するタンパク質は微小線維やエラスチン線維会合にとって重要である。TGM2、LOX、LOXL1、FBLN4、FBLN5も発現向上(トロポエラスチンのクロスリンクと沈着) ・フィブリリン-1微小線維の厚さとエラスチンの厚さの向上:「FRAG-Brillin remastered」は微小線維と弾性線維を再構築して肌弾力を回復させる。 ・微小線維と弾性線維の保護:エラスターゼ活性抑制。フィブリリン-1微小線維の断片化を抑制。エラスチンの断片化を抑制。たるみやシワの形成を抑制。 ・F-actinとαSMAの向上:筋線維芽細胞はCellasticityを担うストレス線維を含む。ストレス線維はTGF-βやマトリクス中のフィブリリンや他のタンパクへの細胞接着によって誘導される。ACTN1やMYH9の発現向上。 ・Titinの向上:Titinは巨大な弾性タンパク(知られる限り最大のタンパク質)でストレス線維内の分子バネ(spring)として機能する。 ・細胞背接着の向上:マトリクスへの細胞接着は筋線維芽細胞への変形を誘導し、大量のECM(細胞外マトリクス)の合成や細胞収縮性招く。TLN1やTNXBの発現向上。コラーゲン線維も強化(プロコラーゲンの発現向上)。 ・ECM再構築(肌修復):TGFβ1の発現向上と細胞遊走向上。フィブリリン間に挟まれた空間の矯正はTGFβ修復応答を活性化させる。ケラチノサイトはフィブリリン-1の産生やフィブリリン-1への接着によって微小線維の形成や表皮-真皮コミュニケーションに貢献する。 ・ECM再構築(弾性):表皮、真皮両方の弾性を向上。 In vivo試験 ① 被験者:21名の女性(頬の上部にたるみあり)。45-60歳 試料:2%「FRAG-Brillin remastered」配合クリーム 使用:半顔。1日2回、56日間 測定:Firmness(ハリ)。CutiscanとVISIAで測定。 結果:被験者の82%が56日後にハリのある肌を得た。56日後にハリが平均7.1%向上(最大で26%向上)。 ② 被験者:20名の女性(わずかにシワやたるみあり)。50-60歳 試料:2%「FRAG-Brillin remastered」配合クリーム 使用:半顔とボディ半分。1日2回、28日間 測定:顔ではFirmness(ハリ)とElasticity(弾力)、滑らかさ、シワの深さ。ボディではFirmness(ハリ)とElasticity(弾力) 結果: ・ハリ:顔では1時間後に平均2.2%向上、14日後に平均4.9%向上、28日後に平均6.7%向上(28日後で最大17%向上)。腕では1時間後に平均3.0%向上、14日後に平均2.7%向上、28日後に平均5.5%向上(1時間後で最大7%向上)。足では1時間後に平均2.3%向上、14日後に平均3.8%向上、28日後に平均5.0%向上(1時間後で最大13%向上)。 ・弾力:顔では1時間後に平均2.2%向上、14日後に平均4.5%向上、28日後に平均7.2%向上(1時間後で最大17%向上)。腕では1時間後に平均4.3%向上、14日後に平均3.4%向上、28日後に平均5.0%向上(1時間後で最大16%向上)。足では1時間後に平均3.0%向上、14日後に平均3.4%向上、28日後に平均4.7%向上。全ての被験者が28日後に顔、腕、足のいずれも弾力向上。 ・滑らかさ(粗さの減少):被験者の80%が1時間後に粗さ(roughness)が-9%。1時間後に粗さは最大-20%。1時間後に粗さが平均-6.8%、14日後に平均-8.0%、28日後に平均-9.3%。 ・シワの深さ:被験者の90%が1時間後にシワの深さ平均-16%。1時間後に最大-39%。全被験者では1時間後に平均-13.8%、14日後に平均-11.2%、28日後に平均-13.5%。 ・アンケート:全ての項目で被験者の80%以上が改善を実感。滑らかになった実感した人は被験者の100%。 推奨配合量:1-2% 自然由来指数:99.99% 溶解性:水溶性ピノプレックス(PinoPlex)
フランスの森に由来する手摘みの松ぼっくりから抽出したアップサイクルかつサステナブルな生態模倣植物エキスで、毛髪のうるおいを閉じ込め、キューティクルを滑らかにして毛髪のツヤや強度を向上させます。 物理的なストレス(くしで髪をとかす操作やブロウ)と化学的ストレス(ブリーチやスタイリング剤)は毛髪へダメージを与えます。このダメージは高い毛髪の多孔性(隙間が多い状態)につながり、キューティクルが開いて隙間が生じたり突き出たりする。これによって毛髪が水分を抱えられなくなり、縮れやもつれ、ツヤの喪失、枝毛につながる。そのため毛髪に潤いを与え、閉じ込めることが必要であり、そうすれば毛髪表面は滑らかで多孔性も抑制され、毛髪を強く弾力ある状態に保つように毛髪構造を強化できる。 今回の原料は松ぼっくりと毛髪のキューティクルが似ていることからインスピレーションを受けた。水分(湿気)への応答において、松ぼっくりは周囲の湿度や水分に応じて鱗を閉じたり開いたり調節する(水分が多いと閉じる)ため、水分を吸収したり放出したりする毛髪のキューティクルと似ている。潤った毛髪は鱗が滑らか、健康的でツヤがあり、スタイリングもしやすいが、乾燥やダメージによって毛髪のキューティクルが開き鱗状になると多孔性が向上してツヤも失われてスタイリングも難しくなり、枝毛も生じる。 ドライかつダメージを受けた毛髪の多孔性(隙間)を減少させると、水分を容易に吸収できて維持できる最適な水分バランスに到達して毛髪の強化やツヤにつながる。 「PinoPlexTM」は優れた水分バランス調整効果をもち、水分が毛髪内に浸透しやすくなるだけでなく、キューティクルを閉じることでその水分を維持できる。毛髪を滑らかにしてツヤのある健康的な外観を提供し、日々のストレスやダメージへの耐性をより強くさせる。 今回利用された松ぼっくりはフランスの“Office National des Forêts”(ONF) という森林保護と開発をおこなう団体によって創設されたForêt d’Exception®という特殊なステータスに分類されている森の外側や保護例外区域からONFの管理の下で手摘みしたものを利用。松ぼっくりの種は木の栄養や将来の森の形成に利用されるが、木化した部分は廃棄されてしまうため、その廃棄されてしまう部分を化粧品用にアップサイクルした。抽出は通常の溶媒抽出ではなく、価値ある有効成分の産生を最適化するために特殊なマイクロ波を利用した抽出方法を利用。「PinoPlexTM」はOsmocyte(浸透〔圧〕調節物質)や多糖、単糖、フラボノイド、プロシアニジンが豊富である。Osmocyteは水分バランスの調節に貢献しており、肌や毛髪を保湿・滑らかにする効果を持つことが知られる。 PinoPlexTMの効果 • 毛髪を滑らかかつツヤのある外観に保たせる • 毛髪水分を向上 • 枝毛を予防 • 毛髪へ強さと弾力を提供 • 健康な毛髪のためのケラチノサイト分化をサポート In vivo試験 ・毛髪のツヤ向上:12% SLESで毛髪を洗浄した後に1% PinoPlex配合ヘアセラムを毛髪へ塗布して一晩置くという操作を10日間繰り返した際、プラセボと比較して毛髪のツヤを向上させた。 ・枝毛の改善:毛髪を洗浄して1% PinoPlex配合ヘアセラムを毛髪へ1日1回塗布することを10日間。熱と機械的な処理で枝毛を誘発させる。枝毛を5段階スケールで評価。PinoPlexはプラセボよりも25%毛髪ダメージを軽減し、枝毛から保護できることが確認できた。 ・毛髪水分の向上:中性シャンプーで毛髪を洗浄後、1% PinoPlexまたは水のみに1時間毛髪を浸す。その後、室温で1時間乾燥させ、1つ目の測定。その測定後、毛髪表面から水分を蒸発させるために135℃で35分で処理して2つ目の測定。1つ目の測定では毛髪の水分含量を測定。1つ目の測定ではPinoPlexによって水分含量を著しく向上させた。2つ目の測定ではLF-NMRで毛髪内のプロトン数を測定して水分含量を算出。PinoPlexを用いると乾燥後も毛髪内に水分子を閉じ込めることができることが確認できた。これによってPinoPlexはダメージヘアー内にも水分を浸透させることが可能であり、ダメージヘアーの保湿効果があることがわかった。 ・毛髪を滑らかにする効果:毛束を1% PiniPlex配合水溶液に少なくとも5分間浸し、室温で一晩乾燥させる。その後キューティクルスケールの高さとスケールのトポグラフィー画像を基に未処理の毛束と比較。PinoPleaxは毛髪のキューティクルを滑らかにし、毛髪ファイバー内に水分を閉じ込めることで毛髪の完全性を向上させることでツヤのある健康的な毛髪にする。 ・毛髪の抵抗力の向上:毛束を1% PinoPlex配合水溶液に5分間浸し、室温で一晩乾燥させる。Elastic modules(= 毛髪の抵抗力)をAFMで測定。Elastic Modulusが高いほど毛髪を変形したり折ったりするために強い力が必要となることを意味する。PinoPlexによって毛髪の抵抗力が向上し、毛髪がスタイリングや環境ストレスの影響を受けにくくすることが可能となる。 In vitro試験 ・ケラチノサイト分化の促進と酸化ストレス応答の改善:正常ヒト表皮ケラチノサイトを0.13% PinoPlexで処理。ケラチノサイト分化マーカーであるDCN、TGM1、酸化ストレスからの保護にかかわるSOD3、HSPB1の全ての発現を向上、炎症に関連するメーカーIL1A、IL1Bの発現を減少させた。したがって、PinoPlexはケラチノサイト分化を促進し、酸化ストレスから保護し、炎症も抑制することがわかった。 推奨配合量:1% 溶解性:水溶性コスメティック バイオグリッター スパークル V2(Cosmetic Bioglitter SPARKLE V2)
レーヨンをベースにした生分解性のグリッター。 EU Regulation 2023/2055適合、OECD301F合格、TÜV OK biodegradable WATER認証取得。 サイズ展開:100μm、150μm、200μm、400μm、1mm、1.6mm、2.4mm、3mm 色展開:シルバー、ゴールドなど全16色ライトモニー(LIGHTMONY)
ザクロとレモンのエキスの完璧な組み合わせで、肌に必要な抗酸化作用を提供し、健康的で輝く肌を実現します。 「健康的な輝き」、「メラニン比率のバランスをとる」、「すぐに明るくなる」 ただメラニンを減少させるだけでなく、フェオメラニンとユーメラニンの役割にも着目し、これらの比率を理想的な状態にすることでガラス肌を実現するという新しいアプローチをとっています。 ガラス肌とは、健康と活力を反映した滑らかで輝く肌を実現することです。メラニンが減少し、バランスが取れ、ユーメラニンに比べてフェオメラニンが減少すると、酸化が抑えられ、より美しい輝きが生まれ、憧れのガラス肌を体現します。 この植物成分は、メラニンの総合成量と合成量を減らすだけでなく、新しく合成されたメラニン、特にユーメラニン/フェオメラニン比(eu/pheo比)のバランスを理想的な3:1へ整えます。Lightmonyは、光感受性と酸化促進性のメラニンであるフェオメラニンを減らします。これは、フェオメラニンの鍵となるASIPの減少により起こります。フェオメラニンは光により酸化などに関与するためBad melaninと呼ばれることがあり、ユーメラニンは光からの保護や抗酸化にかかわるためGood melaninと呼ばれることがあります。 Lightmonyは酸化ストレスを軽減し、DNA損傷を軽減します。 Lightmonyは、優しく瞬時に角質を除去し、肌の健康的で美しい輝きを高めます。また、シミを減らし、肌の色を均一にします。さらに、肌の荒れやシワを減らすのに役立ちます。迅速かつ効果的な結果をもたらします。 In-vitro試験 ・メラニン合成 > -28% ASIP vs 基礎代謝はフェオメラニン経路に関与 > チロシナーゼ活性 -61% ・メラニン含有量 > 基底値に対してメラニン含有量が32%減少 > UV処理の場合と比較してメラニン含有量を52%減少 > 紫外線下でもメラニンのバランスを保つために、eu/pheo比を2:1から3:1にシフトRATIO EU/PHEO > 剥離に関与する遺伝子の発現上昇 ・保護シールド > アスコルビン酸と比較して抗酸化能力が51%増加 > UV処理と比較してROSが27%減少 > UV処理と比較してDNA断片化が34%減少 In vivo試験 ・健康的な輝き 光老化の臨床的兆候がある、光タイプII、III、IVに分類される36人の女性(40~60歳)が、2%Lightmony™含有クリームまたはプラセボを顔の半分に1日2回、28日間塗布。 > 28日後、シミの色素沈着と表面が-20%、-8%減少 > 28日後、シミの明るさが最大64%増加 > 28日後には肌の明るさが最大18%アップ > 1時間で角質除去+9%、光沢+26% > 1時間で最大26%の肌の粗さの減少 > 28日後、しわの深さが13%減少ディープストリン(DEEPSTRINE)
日本において陶磁器の破損部分を漆を用いて修繕する技法として「金継ぎ」がありますが、この「金継ぎ」に着想を得た原料で、「肌の弾力性と健全性を回復」、「繊維と抵抗力を強化」、「ストレッチマークの消失」という効果をもちます。 説明とメカニズム 壊れた陶器を金で修復する日本古来の芸術である金継ぎは、愛情と注意によって陶器の強さと美しさを高めます。 ストレッチマークは、急激な皮膚の伸張、ホルモンの変化、または思春期によく見られる遺伝的要因によって引き起こされる線状の傷跡です。体重の変動やボディビルディングなどです。最初は赤紫色で炎症を起こし、その後白っぽい萎縮性瘢痕に薄くなります。 コラーゲンと弾性繊維は、外力に順応して可逆的に変形することで、皮膚に柔軟性と強度を与えます。過度の伸張はこれらの繊維を損傷し、破裂や炎症を引き起こします。その後、繊維は再び形成されますが、今度はストレスと平行に整列し、ストレッチマークが発生します。 Deepstrineは、北大西洋の深海に生息する微生物(シュードアルテロモナス)から抽出した海洋発酵物です。炎症を抑えながら、真皮の構造的完全性と真皮と表皮の結合を回復します。ストレッチマークを滑らかにして薄くし、保湿効果を高めます。 Deepstrineはストレッチマークを優しくケアし、深い修復を提供し、肌の自然な弾力性と美しさを回復します。 In vitroおよびヒト外植片での試験 ・ECM の組織と安定性 > コラーゲン線維の形成と組織化を促進:0.15 mg/mL Deepstrineで基底値に対してCOMPが48%増加 > 構造的完全性と真皮と表皮のつながりに関与するコラーゲン遺伝子の発現上昇 > XIV型コラーゲン (コラーゲン繊維の組織化と細胞マトリックスのコミュニケーション) が規定値に対して+32% ・細胞とマトリックスのつながり > 未処理と比較してフィブロネクチンが77%増加 > フィブロネクチンが未処理と比較して 114% 増加(どちらもコルチゾールで併用処理) ・肌の弾力性を高める 基底値と比較してエラスチンが40%増加し、可逆的な変形が改善 ・肌の弾力性を回復する Cortisol処理した組織片と比較して、皮膚の変形に対する耐性が 141% 増加 (ヤング率の増加)、張力に対する耐性の向上 ・炎症を和らげる -41% IL-1α vs 未処理(両方ともPoly(I:C)に曝露) In vivo試験 ・ストレッチマークの深層修復 最近(1年未満)ストレッチマークがある44名の女性(19〜49歳)が、2% Deepstrine含有クリームまたはプラセボをストレッチマークのある部分に1日2回、56日間塗布。 > ストレッチマークの改善(数、周囲、量) > 56日後には測定領域内の体積が最大94%減少 > 28日間で最大および平均粗度はそれぞれ-10.4%および-6.9% > 28日間で最大53%と平均42%の粗さの減少 > 28日間で赤みが最大15%減少 > 1ヶ月で最大87%の水分補給増加