ネオクレア プロ(NEOCLAIR PRO)
エピガロカテキンガレート(EGCG)を模倣したペプチド。 AHR、NRF2に着目し、アンチポリューション、抗酸化、ブライトニング、抗炎症、シミ対策等様々な効果が期待でき、クリアな肌をつくり上げます。IBR アーバイオテクト(IBR-UrBioTect)
アンチポリューションとプレバイオティクスの効果が期待できるInula Helenium Extract(表示名称:オオグルマエキス)。 Inulaは様々なストーリーを持ったヒマワリに似た植物で中年齢の方の病気の治療に利用されることがある。 IBR-UrBioTectはキレート効果、プレバイオティクス効果、汚染物質によるダメージからの保護能力を向上させるといった効果が期待できる。 喫煙環境下での1か月後の肌のライトニングやシワ修復、水分向上等の効果データが取れており、重金属からの保護効果、Dunaliella Salina細胞の成長を促す効果、ブルーライトによるROS産生抑制効果データもとれている。ライス VNGR+(Rice VNGR+)
Rice Vinegarとグリセリンで抽出した菊のエキス。 毛髪のpH調整やダメージ保護効果が期待できます。 COSMOS認証品。サイダー VNGR+(Cider VNGR+)
Apple Cider VinegarとグリセリンでMallow(ゼニアオイ)とNettle(イラクサ)のエキス。 毛髪のpH調整やダメージ保護効果が期待できます。 COSMOS認証品。ナティピド エコ(Natipide Eco)
室温でも高圧ホモジナイザーなしで200nmほどのリポソームが容易に作成可能な空リポソーム。 他社品では合成物が含まれていることやレシチン自体の品質・能動が低い点がNatipide ECOが他社に優位な点。また、80℃の熱を30分かけても安定なことが確認できております。肌への浸透性データあり。 COSMOS取得予定があり、Non-GMO。ムナプシス(MUNAPSYS)
表情ジワ用のBotox様ペプチド。中国対応可能。in-cosmetics North America 2018ではinnovation awardの銅賞、BSB Innovation Award 2019にてActive(その他)部門にて1位を受賞した原料。 この表情ジワ関連で有名な原料A(SNARE複合体の阻害によるアセチルコリン放出阻害)とS(アセチルコリン受容体ブロック)の両方のメカニズムをカバーし、この2種を混合した計5%混合処方と3% MUNAPSYSで比較を行い、混合液よりも優れた結果が得られています。7日間でのシワ改善効果が確認できています。コスメティック バイオグリッター ピュア V1(Cosmetic Bioglitter Pure V1)
ユーカリ由来のレーヨンをベースにした生分解性のグリッター。 100%プラスチックフリー、100%アンチモンフリー、100%アルミニウムフリー。Soft focus Glitter効果あり。 TÜV OK Biodegradable Water 認証取得。 サイズ展開:150μm、200μm、400μm、1mm、2.4mm 色展開:シルバー、ライトゴールドなど全13色スキナーク(SKINARCH)
新規のコラーゲン合成制御に関わるタンパク「Mohawk」に着目し、下記の多種のコラーゲンの発現を向上させるペプチド。 ① 線維状コラーゲン(コラーゲン3 & 5) ② ネットワークまたはシート形成コラーゲン(コラーゲン4) ③ コラーゲン様膜タンパク質(コラーゲン13) ④ Connecting(結合) & Anchoring(固着)コラーゲン(コラーゲン6 & 7 & 12 & 14) ・肌内部から再構築することでハリを強化してシワを滑らかにする。 ・様々な肌タイプで試験を実施し、あらゆる人種での効果を確認。ポリフルクトール プラス(PolyFructol Plus)
チコリ由来のイヌリンをリポソーム化した原料。 • 乾燥肌へ即効かつ奥深くまで即効水分補給 • Skin elasticityとfirmnessを向上 • プレバイオティクス効果による肌バリアの保護と再生 • 洗い流し後でも48時間保湿・ハリ向上を維持イオノーム(AEONOME)
マヨルカ島で300万年以上自然な状態を保っているとされる水中洞窟から得たバチルスの発酵物。 Agebioticsは皮膚微生物叢のためのプレバイオティクスを指しており、不老のポストバイオティクス(微生物叢からの代謝物)放出の増強に特化した原料となっています。 微生物叢のバランスを整えて肌バリアを強化、ケラチン等の産生を向上させて肌の完全性を強化、アネキシン1増加での抗炎症、不老タンパク合成による不老効果をもつとしています。ブロッサムハニープロ(Blossom Honey Pro)
Blossom Honey ProはCOSMOS認証のオーガニックアカシアハニー由来のエキスであり、化粧品用途に最適である。ハチミツは糖が多く、200以上の生物活性成分を含むため独特なスキンケア効果をもたらす。Blossom Honey Proは肌へ栄養供給して天然のエネルギーブースターとして作用するため、肌細胞増殖や活性を向上させる。さらにBlossom Honey Proは水を誘導して強力な肌保湿剤としても作用する。この活性は肌ボリュームを膨らませるのに必要な浸透圧を生み出す助けになる。 Blossom Honey Proは強力な栄養供給、保湿、ボリュームアップが可能な化粧品原料である。 BSB Innovation Prize 2020受賞。フィトコーディン(PhytoCodine)
世界初の天然由来のマトリカイン様ペプチド。 現在の市場ではマトリカイン様ペプチドは全て合成ペプチドとされているが、LIPOID Kosmetik社はヒマラヤスギの種子に含まれるタンパクを酵素で分解してマトリカイン様作用を示すペプチドを作ることに製造しました。さらにリポソームキャリアシステムで包接し、グリセリン溶媒中のシベリアニンジンエキスと組み合わせた防腐剤フリー( self preserving) の COSMOS認証 化粧品原料です。 自然界に存在するタンパクから効果の高い配列を見つけて酵素切断で目的ペプチドを製造する新たな製造方法を利用。 マトリカインは肌内にも存在し、コラーゲン、エラスチン、フィブロネクチンといった細胞外マトリクスの産生に携わっています。肌密度を向上させ、抗シワ、たるみケアに有用。 BSB Innovation Prize 2020受賞。アイぺプタイド(iPEPTIDE)
睡眠不足に着目した目周りのケアに特化したペプチド。 睡眠の質の低下にともないIL-33の発現が上昇し、メラトニンは減少し、グルコース量が上昇します。 これにともないタンパク質の糖化、脂質過酸化反応、血管透過性への影響、炎症後の色素過剰、リンパ系への影響が発生し、シワやたるみ、目のクマ、表皮バリア機能の脆弱化、免疫システムの脆弱化、アイバッグ形成につながります。 この原料ではこれらの改善だけでなく、血管ストレス改善、目の開きの向上や目周りの皮膚温度低下効果も確認されています。IBR-チル(IBR-Chill)
不安やストレスに対するケアに着目した新たなコンセプト「ANXI-AGING」用Pink Rock Roseの水溶性エキス。 NaturalやWell beingトレンドに最適な原料となります。 抗不安作用で知られるミリシトリン含有量を規格化しています。 不安やストレスは体内のコルチゾールレベルの上昇につながりますが、本原料はCRH-R1をブロックすることでNF-κBの活性を抑制し、それによって炎症性サイトカインを抑制するというメカニズムを持っています。 作用機序 ・ストレスによるCRH-R1受容体活性化をブロック ・ストレスによるNF-kB活性化を阻害 ・ストレスによるIL1-β, IL6, TNF-α 産生を阻害 臨床結果 ・心理的にストレスを感じている被験者での試験 ・視覚的シワの減少と肌弾力とハリの向上 ・皮膚微小循環、肌の赤み、赤い点の出現の抑制 ・化学的ストレスによる炎症を軽減するための肌能力の向上シルステム-U(SILSTEM-U)
オオアザミ(マリアアザミ)の幹細胞エキスとBearberry(ウワウルシ)の葉のエキスの混合物で、COSMOS approved品の水溶性の液体原料となります。 Cold暴露/運動の状況を模倣したメカニズムとなっており、白色脂肪細胞からのNRG4(Neuregulin 4)というアディポカインの分泌を促すことで褐色化させるというものになっています。 脂肪細胞神経分布の向上、脂肪生成の抑制、脂質生成の抑制、脂肪蓄積の抑制、脂肪分解促進効果が期待できます。 2%配合クリームのin vivo試験でも14日目以降で効果が見られています。 スリミングだけでなく、スポーツ関連の製品への利用も可能と考えられます。コルフラッグ リマスタード(COL-FRAG Remastered)
ニコチアナベンタミアナという植物内で合成させたNon-GMOの「植物由来ヒト型コラーゲンI型の断片(ビーガンコラーゲンフラグメント)」。 下記の効果が確認できています。 ・表皮の緊密性向上(細胞接着性の向上、表面張力向上) ・結合部位の強化(インテグリン発現向上) ・コラーゲン線維張力向上(リフティング、ECM収縮性向上) ・コラーゲン合成(プロコラーゲンタイプI合成、基礎構築、コラーゲン合成&安定化) ・真皮の若返り(線維芽細胞代謝向上による真皮再生、コラーゲン発現向上、MMP1発現抑制、真皮老化抑制) ・2%配合クリームでの30分でのシワ改善効、7日間でのリフティング効果とブライトニング効果 ・1% Ascorbyl Glucosideとの組み合わせでの抗シワ効果、リフティング効果、ブライトニング効果における相乗効果ジョイブリス(JOYBLISS)
JOYBLISSはは皮下組織(主に白色脂肪組織)と真皮コミュニケーション(アディポネクチン産生促進など)の利用と、皮下組織のボリュームアップすることで肌をふっくらさせ、肌の抗酸化能力促進による、シワ改善(目尻、ほうれい線)が期待できる、植物エキス・植物幹細胞エキスを主体としたHalal、Vegan認証原料です。ヌルセント(N_LLSCENT)
個人個人の香り(匂いの指紋)を意味するOdorprintに着目し、2-Nonenalとイソ吉草酸によるからだのニオイを抑制することでScent’agingを改善するペプチドとカルノシンの混合物。 ・イソ吉草酸:脇の下や足など分泌された汗がバクテリアによって代謝されることで生じる。 ・2-Nonenal:加齢臭に関わる。ω7不飽和脂肪酸の酸化分解によって生じ、表皮ホメオスタシス & 再生に影響を与える。 若いodorprintはイソ吉草酸の方が多く、年齢と共に減少する一方、高齢のodorprintには2-Nonenalの増加による特異的Scent’agingがあらわれる。N_llscentは30分ほどでこれらに起因 するからだのニオイを抑制する。フィトコラーゲン(PhytoCollagen)
「PhytoCollagen」はアカシアの木由来のポリマーで、実際のコラーゲンではありませんが、コラーゲンと同様の機能が期待できる植物代替となります。 アカシアコラーゲンは長い炭水化物とタンパク成分の混合物で、主にrhamnoglucuronoarabinogalactan多糖とarabinogalactan-protein (AGP)で構成されます。 分子量はコラーゲンと同様の300,000kDaとされています。 コラーゲン同様Hydorxyprolineも含有しています。 効果 ・シワの改善 ・コラーゲンの質の向上 ・バリア機能の改善 ・動物性コラーゲンとの比較もおこない同等の保湿効果を持つことも確認テレッセンス テルメリック(Telessence Telmeric)
ターメリックの生体模倣ペプチドで、様々な環境ストレスによるテロメア短縮を抑制します。 熱および冷ストレスは、皮膚細胞膜のToll様受容体(TLR)を活性化し、炎症性サイトカイン(IL-8など)をコードするNF-kB経路を介して炎症カスケードを引き起こします。炎症はまた、さらなる炎症を引き起こす酸化ストレスを高め、無限ループに陥り下記を招きます。 ・発赤 & 皮膚の反応性 (温度変化に対する皮膚の不耐性) ・毛穴サイズの拡大 (ECM劣化による弾力性の喪失) ・落屑 (皮膚バリア機能の脆弱化) ・シワ (ECM劣化 & 乾燥) ウコン(Turmeric)はCurcuma longa plantの根茎の黄金のスパイスであり、次の分子により抗酸化作用と抗炎症作用でアーユルヴェーダの伝統で高く評価されています。 ・ターメリン(Turmerin)は抗炎症作用を持つ抗酸化タンパク質。(ターメリック由来の水溶性抗酸化ペプチド) ・クルクミン(Curcumin)は抗酸化反応のマスターレギュレーション(NRF2)を活性化するポリフェノール。 Telessence Telmeric はターメリックの生体模倣ペプチドで、ターメリンの構造とクルクミンの機能の両方を持っているペプチドです。 効果 ・環境ストレスからの加齢炎症を制御(熱ストレスからの細胞の回復、加齢炎症カスケードの緩和) ・TLR/NF-κBの加齢炎症経路の遮断 ・miRNA-21とmiRNA-146の増加 ・ウコンの抗酸化保護を強化(NRF2を活性化)& 肌の抗酸化能力を向上 ・テロメアの保護 & テロメア長の保護 ・核内DNAの損傷からの保護 & テロメアの回復 ・肌の反応性(赤み)抑制 ・環境ストレス(乾燥や温度変化)からの肌の回復(赤み、毛穴、落屑、平滑性、粗さの改善)テレッセンス ミテリオン(Telessence Mitelion)
ローズマリー葉エキスとビルベリー果実エキスの混合物でミトコンドリアに着目して肉体的疲労によるテロメア短縮を抑制します。 身体的および精神的疲労は、膜電位低下、エネルギー産生やミトコンドリア生合成の減少などのミトコンドリア機能の低下に関連する。疲労したミトコンドリアは、より多くの活性酸素種(ROS)を生成し、内因性抗酸化成分の生成が下がり、mtDNAに損傷を与え、ミトコンドリア機能障害(ループ)を促進する酸化ストレスをもたらします。 効果 ・ミトコンドリア膜電位の向上(物理的ストレスはミトコンドリアの機能障害を引き起こし、エネルギー産生のカギとなるミトコンドリアの膜電位の低下をもたらします。疲労したミトコンドリアのミトコンドリア電位膜が低いと、ミトコンドリアの生合性に影響を与えます。) ・疲労した細胞のミトコンドリア再生 ・身体的ストレスからの保護(ROS抑制、抗酸化のためのSOD2活性化) ・ミトコンドリアストレスダメージ応答を抑制 ・テロメア保護(TRF1の増加) ・テロメア長の短縮の抑制 ・皮膚の見た目の疲労を回復(30分) ・皮膚弾力を向上(30分) ・真皮線維構造を改善(7日間) ・肌ツヤを改善(30分)テレッセンス ブリーステル(Telessence Breeztel)
トンガ近海由来微生物の発酵物で感情的ストレス(Emostress)によるテロメア短縮を抑制します。 脳内のhypothalamic-pituitary-adrenal (視床下部-下垂体-副腎系;HPA) 軸はcortisol(コルチゾール) のようなストレスホルモンやsubstance P (SP)のようなニューロペプチドの放出によってストレスに応答します。コルチゾールは主要なストレスホルモンで幅広いストレスを制御します。 コルチゾールは糖質コルチコイド受容体に結合し, 核へ移行して肌バリア機能, 再生, 炎症 & 防御に関わる遺伝子の発現に影響を与えます。 皮膚は完全に機能する末梢 HPA軸ももち, コルチゾールや SP (末梢神経)の放出が可能で, 更なるコルチゾール放出 & 更なる酸化ストレスを誘発する可能性があります。 効果 ・ストレス条件下にて Telessence Breeztel はSPにより誘導される遺伝子の発現を下方制御し、コルチゾールの放出を抑制 ・Emostressの鎮静化(NR3C1活性化の抑制):コルチゾールはその受容体(NR3C1)へ結合し、 ストレス関連遺伝子を活性化させる場所である核へ移行する ・テロメア長の保護(TRF1増加) ・核内のDNAダメージの抑制(DNAダメージ応答マーカーである53BP1の抑制) ・テロメア長の回復 ・サブスタンスPで誘発されたダメージの鎮静化 & SPによるストレスからの表皮の回復 & Emostressによる表皮ダメージの停止 ・コルチゾール由来のダメージの軽減(I型、III型、V型コラーゲン、エラスチンの増加) ・角層の厚さの向上、角質細胞数の増加、肌バリア強度の向上 ・Emostressを受けた腕と足の水分、弾力、ハリの向上(塗布後1時間) ・目尻のシワの深さの減少 ・肌における生物学的年齢の若返り(1時間で5歳の若返り)エピカルソーム(EpiCalsome)
「EpiCalsome(エピカルソーム)」は水素添加型リン脂質をベースとした革新的なカルシウムデリバリーシステム原料です。 訴求 • 老化肌におけるカルシウムレベルを補充する • 肌の保護とダメージを受けた肌の修復 • 素早く肌を回復させる(微小循環、肌の赤み、TEWLデータあり) • デリケートな肌を強化する • 皮膚の乾燥や刺激を防ぐ 我々の皮膚にとってもカルシウムは大切であり、 強い骨のように, 肌の健康と強いバリアは十分に高レベルなカルシウム量に著しく依存します。しかし、我々が歳をとるごとに肌は以前ほどカルシウムを保持できなくなるため、カルシウムの必要性は歳とともに上昇します。肌の場合は局所的なカルシウムの補給が必要と考えられます。 カルシウムはケラチノサイト分化の主要な制御因子です: • 増殖のための低カルシウム • 分化のための高カルシウム • Stratum granulosum(顆粒層)中で最も濃度が高い カルシウム勾配は肌バリアの構築に必須です。 しかし、老化肌または代謝が衰えた肌内ではこのカルシウム勾配が崩壊します: → ケラチノサイト分化↓ → 重要な肌バリアタンパク質の産生↓ → バリアと脂質エンベロープ↓ バリアダメージの影響: 水分喪失、刺激、炎症→ 乾燥、炎症、鱗状の皮膚、極端な場合ではXerosis (組織の硬化;異常に乾燥した肌)、アトピー性皮膚炎、湿疹 → 我々の全体的な肌の健康のためには健康的な肌バリアをサポートすることが必要です。 カルシウムイオンは正電荷をもつ大きな分子です。 → 肌内へのカルシウム浸透や肌内でのバイオアベイラビリティーには限界がある → シンプルで効果的な局所的カルシウムデリバリーシステムが必要 「EpiCalsome」では二重円錐状(double cone)の一次構造を形成させるために負の電荷をもつリン脂質をCa2+ と組み合わせました。 • これらの一次構造は最終的に超分子らせん構造内に圧縮される → 水ベースの製品への安定な調合 → カルシウムイオンが皮膚の中へ吸収されても最適な活性を保つことが可能 → 老化肌や糖尿病性皮膚において自然なカルシウム勾配を回復 • 老化/糖尿病性皮膚を治癒するために革新的かつ新規に開発された技術 • 特許申請中のアプリケーション(2021)エキオセブ(ECHIOSEB)
ECHIOSEBは皮脂制御、毛穴消し、混合肌やオイリー肌への順応性を高める植物エキス混合原料です。 皮脂はUV照射や感染から保湿 & 保護し、脂溶性抗酸化物質を輸送、肌水分の閉じ込め、肌pHの維持にかかわります。皮脂はトグリセリド, 脂肪酸, ワックスエステル, スクワレン, コレステロールエステルなどの炎症性 & 抗炎症脂質を含有しています。皮脂は加齢、ホルモン、気候、ストレス、栄養の影響を受けて変動し、過剰産生されると脂っぽくテカった見た目の肌、毛穴の拡大、毛穴の詰まり、炎症、アクネ、皮脂腺過形成、脂漏性皮膚炎につながります。 ECHIOSEBで利用されるムラサキバレンギクはネイティブアメリカンによって主に免疫システムを向上させるために利用された抵抗性植物で干ばつに強い順応性を示します。イワベンケイはバイキングが自身の強さを強化するために利用しており、中国の皇帝もこの植物を求めてシベリアに探索隊を送ったとされる高所かつ寒い場所で育つアダプトゲン植物です。Adaptogen(アダプトゲン)とはからだが代謝機能を正常化するのをサポートする非特異的応答を誘導することによってストレス因子に対抗できるようにする(耐性をもたせる)植物エキスやハーブのことです。イワベンケイはストレスを抑制し, 身体持久力を向上 & 精神的敏捷性を向上することが知られています。 皮脂の産生の流れ ・未熟な脂腺細胞は細胞質の脂肪滴を産生 & 蓄積して分化しながら中央の排出管へ向かって遊走する(皮脂合成の増加、脂肪滴蓄積の増加、脂腺細胞サイズの増加、脂腺細胞成熟化) ・成熟した脂腺細胞は脂肪滴で満たされ, 崩壊し, 小胞管へ皮脂を放出する (ホロクリン分泌) 最も良く知られたレチノイド, アゼライン酸, 過酸化ベンゾイルといった抗アクネ成分はp53を上方制御します。このp53 経路の活性化は皮脂放出の減少 & 炎症の抑制, 小さく詰まりのない毛穴かつきれいな肌につながるため、ECHIOSEBはこの経路を制御します(p53とFOXO1の増加、LIPIN-1とPPARγの減少を確認しています。) さらに脂腺細胞の分化抑制、成長(サイズ増大)抑制、皮脂産生や蓄積の抑制、皮脂放出抑制も確認しています。皮脂放出においてはTSLPやIL-8の減少を確認しています。TSLP (Thymic stromal lymphopoietin) は皮脂過形成を促進する皮脂腺への免疫細胞の遊走を誘導するケラチノサイトによって放出されるサイトカインです。炎症性サイトカイン & 皮脂中の脂質 (e.g. リノール酸)は更なる皮脂放出へ導くTSLP誘導し、TSLPはIL-8を促進し、acne vulgaris(尋常性痤瘡)にかかわります。 2% ECHIOSEBでのin vivo試験では混合肌、オイリー肌それぞれでの効果データを取得しています。(いずれも1時間後、7日後、28日後のデータがあります。) ・鼻に近い頬部における毛穴の占める領域の割合:混合肌 & オイリー肌において7日間で最大 -20% & -43% ・前腕の皮脂量:混合肌 & オイリー肌において1時間で最大 -20% & -34% ・前腕におけるオイリースポットで占められる領域:混合肌 & オイリー肌において28日で最大 -26% & -22% ・肌弾力(肌弾力は毛穴サイズにリンクする。弾力性が高いと, 毛穴はより小さくなる):混合肌 & オイリー肌において1時間で最大 +15% ・保湿(乾燥肌は水分喪失を補うために皮脂を過剰産生する傾向にある):混合肌 & オイリー肌において1時間で最大 +25% & +29%カルマンダリン(CALMandrin)
CALMandrinはキオス島で伝統的な方法で栽培され、手摘みされているキオスマンダリンの皮をアップサイクルしたエキスで、Inflammaging(炎症老化)に対抗させるための水溶性の化粧品原料となります。 COSMOS approved、NATRUE approved品です。 in-cosmetics Global 2023のInnovation Award Active部門にて金賞を受賞。 BSB Innovation Award 2023にてNatural Products/ Raw Materials/Sub-category VI: activesのSection: "Anti-Aging, well-aging, signs of aging and anti-inflammatory"で1位受賞 「inflammaging(炎症老化)」という用語は二十年ほど前にProf. Franceschiによって紹介されたものとされています。名前のとおりこの用語は“inflammation(炎症)” と“aging(老化)”という2つの用語からなります。 軽度の慢性的な炎症は自然免疫系の慢性的な過剰刺激にもなります。全身性炎症の制御の喪失のために加齢とともに進行するとされています。遺伝子、ライフスタイル(ストレス)、環境(UV、ROS)といった因子がさらにこれらの変化の一因となります。Inflammaging(炎症老化)は全ての組織(皮膚を含む)や器官で発生し, 高齢の方の死亡率や疾病率における重要なリスク因子となります。 ライフスタイル、栄養、睡眠関連の内因性ストレスやUV、汚染物質、化学的刺激といった外因性ストレスによってROSレベルが上昇すると、NF-κBが活性化されます。その活性化されたNF-κBは細胞質基質から核へ転位し、核内でNF-κBはケモカインやサイトカインを含む炎症性遺伝子の転写を誘導して、炎症やコラーゲン破壊につながります。 加齢とともにからだの抗炎症応答は衰えるとNF-kB炎症性ストレスは十分に弱めることができなくなり、全身の組織における老化の更なる加速につながります。 マンダリンは特に精油やフェノール酸、フラボノイド(特にヘスペリジンやポリメトキシル化フラボン)、リモノイド、カロテノイドのような抗酸化物質が豊富であるとされ、古くから化粧品でも利用されていました。 “Chios mandarin” はキオス島で発見された非常に特殊な条件の下でのみ生育する品種です。石灰岩をベースとしたカルシウムが豊富な土壌と果実を冬季の間凍結から保護する穏やかな気候での栽培となっています。ギリシアのキオス島に由来する特殊なマンダリンは2012年からEUにてProtected GeographicalIndication (PGI)をもつ製品として登録されています。 しかし、キオス島でこのマンダリンの伝統的な栽培をおこなっているのは数園ほどになっています。このマンダリンは主に香水などの香気エッセンスを抽出されるために利用されておりますが、その製造では果皮の搾りかすが残ってしまうため、Mibelle社はそのうちの1つの有機農家と契約し、その果皮の搾りかすをアップサイクルして化粧品用にエキス化しました。 この原料ではin vitro試験、in vivo試験を実施しています。In vitro試験ではNF-κB活性化の抑制、炎症応答にかかわる重要な遺伝子の遺伝子発現の抑制(ケラチノサイトと線維芽細胞両方)、タンパク質のカルボニル化抑制、プロコラーゲンI分泌の増加、ヤングコラーゲンの産生が確認できています。 In vivo試験では2% CLAMandrin配合クリームを1日2回28日間、半顔や前腕に塗布してもらい、肌の赤み、弾力、ハリ、密度が改善・向上することが確認できています。いずれのパラメーターも7日間でもすでに改善が見られたという結果となっています。ティムログ(TIMLOG)
TIMLOGはニコチアナベンタミアナという植物内でのタンパク合成技術を利用して製造したNon-GMOのヒト「TIMP-2(Tissue inhibitor of metalloproteinases;メタロプロテアーゼ阻害剤)」です。 コラーゲン分解から守り、肌を滑らかにし、肌を若返らせます。 木には、科学者が年輪年代学(dendrochronology)と呼んでいる年齢と経験の記憶、記録、または「タイムログ」があります。私たちの皮膚にも、私たちの生活や経験を記録している皮膚年代学(dermochronology)があります。木のように、ヒトは健康であるために日光を必要としますが、過剰な紫外線への露出は時期尚早に深いシワや革のような質感で肌に記録されます。 光老化の真皮ではプロテオグリカン類の減少、コラーゲン密度と組織の減少、ヒアルロン酸の減少、MMPの増加が発生します。 TIMPsは、酵素(MMPs)と比率1:1で結合し、相乗的に作用する特異的阻害剤です。ECMの再構築中(創傷治癒など)、MMPs とTIMPsのバランスが重要であり、高度に調整されています。TIMP-2は正常な創傷治療中の表皮角化細胞および線維芽細胞で発現し、全てのMMPs (特にMMP-2)を阻害し、再生と細胞の接着を促進します。 UVに繰り返しさらされると、傷跡のようなコラーゲンが沈着する不完全な創傷治癒反応が誘発され、「太陽の傷跡」が形成され、目に見える光老化が引き起こされますが、この皮膚の「太陽の傷跡」は、シワとして肌に現れるまでは見えません。低レベルのTIMP-2は、真皮内のコラーゲン束の過剰な蓄積の結果である瘢痕ケロイド(損傷を超えて広がる隆起した瘢痕)に見られます。 効果(試験データあり) ・TIMLOGは濃度依存的にMMPs活性や量を抑制し、UV照射後においてもMMPsを抑制し、コラーゲンを分解から保護。 ・コラーゲン線維密度(Kfs)と構造品質(Kws)の両方を回復し、皮膚の太陽の傷跡を修復。 ・ヒアルロン酸とその受容体であるCD44の両方を増やす。UV照射で失われたCD44も回復。 ・コラーゲン線維の組織化に不可欠なフィブロモジュリン(Fibromodulin)、コラーゲン線維形成の鍵となるルーミカンとオステオグリシンを増加。 ・3% TIMLOGは目尻の皮膚等方性(Skin isotropy)を1時間で平均15%向上させた(最大51%)。 ・3% TIMLOGは真皮のコラーゲン線維密度を28日で平均37%向上させた。 ・3% TIMLOGは頬の粗さ(Ra値、Ra max値、Rz値)を28日で改善(7日目のデータもあり)。Ra値は最高-29%。マウンテンティー プロ(Mountain Tea Pro)
肌の回復のためのナイトタイム改善策というコンセプトのCOSMOS認証原料。 この原料はカフェインフリーの美容睡眠サポート、茶にインスパイアされた酸化ストレスからの保護、肌の抗酸化能のオーバーナイトでの回復(夜の間に肌の回復をサポート)というメリットをもちます。 中国には未対応。 この植物は地中海の山々に由来する伝説的な茶のハーブで、からだの強化や気分の改善のために利用されていた。この茶はカフェインを含まず、リラックスする際に最適とされるため、化粧品でもSelf-careやslow livingアプローチに最適と考え今回原料化しました。 Mountain Tea Proで利用されている植物は西ギリシアの標高400mの汚染からも保護されている場所で有機栽培されています。 ケラチノサイトを用いたin vitro試験ではLUCS assayとNrf2 assayをおこない、濃度依存的にフリーラジカル形成を抑制することが確認できています。 Ex vivo試験ではUV照射後の単回塗布で抗酸化能が回復することが確認できています。ティムード(TiMOOD)
肌のニューロン機能を向上させてケラチノサイト増殖をスピードアップさせることで肌を健康的で明るく均一な肌色にします。また、気分をリラックスさせて感情的wellbeingも改善します。 COSMOS approved、NATRUE approved品。推奨配合量は2%。 TiMOODの利点: ・老化からのニューロンの保護 ・健康的で均一な肌色をサポート ・ストレス下のWellbeingの向上 ・肌-脳接続の刺激 近年ストレスを感じる人々が増加しており、メンタルヘルスの向上の新たな戦略が求められるようになり、Emotional beautyが化粧品原料にとっての新たなフィールドになってきています。 脳と肌のDirect linkは神経細胞によるもの(Nervous system)で、脳と肌のIndirect linkは脳からのシグナル分子によるもの(endocrine system)とされ、ストレスはアクネや乾癬、湿疹のような肌の異常を招きます。 人は歳をとるごとに皮膚中の神経線維の数が減少し、ニューロンが分離せず神経密度が減少します。これによって肌の機能や健康にネガティブな影響が生じ、脳内でwellbeing感覚を向上させるための皮膚からのポジティブな刺激も減り、これがさらに肌の不快感にもつながります。 TiMOODによって肌ではニューロン生存の改善や神経突起の伸長、ケラチノサイト増殖、ドーパミン放出向上を招き、均一な肌トーン、肌ツヤを作り出します。さらにこれによって脳でもリラックスなどの「feel good」な感覚につながり、肌と脳のどちらにとってもよい影響を与え合うようになります。 この原料で利用しているフユザンショウ(Timut Pepper;Zanthoxylum alatum)はネパール、ブータンやチベットで最も重要なスパイスの1つとされ、部位ごとにフラボノイド、テルペン、フェノールなど異なる成分を含むとされています。気分の落ち込み、胃腸の不調や歯の痛み、肌の傷や炎症の治癒など幅広く利用されてきた歴史をもち、サプリメントでは認知機能の向上が期待できるとされ、既にMibelle社でも健康食品用原料で活用されています。 In-vitro試験では上記神経突起の伸長、ケラチノサイト増殖を確認しており、in-vivo試験では2% TiMOOD配合クリームを顔面に1日2回28日間塗布し、EmoCompassという新たな感情的Wellbeing測定システムを活用してポジティブな感情を測定しています。これによって4日目にプラセボと比較しても大幅に感情が改善(リラックス等)することが確認できています。さらに28日後に腕と顎での肌トーンの均一化、肌ツヤの向上、赤みの減少も確認できています。自己評価でも78%の被験者が肌ツヤの向上や肌トーンの均一化を実感したという結果が得られています。アマレチン(Amaretine)
敏感肌ケアのための苦味成分と甘味成分を組み合わせた革新的な100 % natural、COSMOS-approvedアクティブ原料で、レシチンによって浸透性も向上させています。 敏感肌へのBitter-sweetシナジー: ‘King of Bitters’植物に由来する「アンドログラフィスパニクラタ葉エキス」中のBitter(苦み)成分andrographolide(アンドログラフォイド)は肌の苦味受容体(TAS2R)を活性化します。それによって肌バリア脂質を向上して表皮肌バリアを向上させ、炎症因子を抑制して抗炎症効果を示します。苦味受容体はスキンケアにおいて肌バリア脂質の再生を活性化するトリガーとして新しくも有望なターゲットと考えられます。また、甘草根由来の甘味成分グリチルリチン酸は炎症性サイトカインなどの炎症因子を阻害して内因性コルチゾールレベルを増加させ、またコルチゾール様活性で抗炎症作用を示します。合成コルチゾールの天然代替としても利用できます。Amaretine® は敏感肌ケアのための苦味成分と甘味成分を組み合わせた革新的な100 % natural、COSMOS-approvedアクティブ原料で、レシチンによって浸透性も向上させています。敏感肌は現在世界的にも最も注目される肌悩みの1つです。敏感肌は表皮肌バリアが弱ることで炎症過程が進むことに基づいており、結果として乾燥、赤み、肌の不快感につながります。敏感肌は人々の自信に影響を与えて人生の質にも影響を与えてしまいます。 Amaretine®のメリット: • 表皮バリアの強化 • 炎症プロセスの抑制 • 肌の不快感の軽減 • 敏感肌の改善と人生の質の向上ウィーワ(VIWA)
表情ジワに作用する海洋微生物発酵物。アルテロモナス発酵エキス。 地中海のカブレラ島の近海に生息するクラゲの表面から採取した新発見微生物(Alteromonas Lipotrueae)を発酵させて得た発酵エキス。神経突起形成、シナプス形成、筋肉収縮を遅らせることにより、全体的な神経筋相互作用(表情ジワの根源)に働きかけます。わずか 10 分で静的および動的なしわに臨床的に作用しますが、28 日後には長期的に作用します。