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医薬品添加物(リン脂質)・API

リン脂質分野の世界的パイオニアであるドイツ・リポイド(Lipoid)社の日本総代理店として、高品質な医薬品用リン脂質を提供しています。
高度なDDS(ドラッグデリバリーシステム)を支える医薬品規格の添加剤からAPI(原薬)まで、幅広い製品ラインナップで製薬・ヘルスケア産業をサポートします。

輸液・注射剤用途におけるリン脂質の役割

輸液・注射剤(Parenteral)分野において、リン脂質は特に水難溶性薬物の静脈内投与を可能にする重要な役割を担っています。注射部位や血中における薬物の析出を防ぐだけでなく、合成界面活性剤や有機溶媒に代わる、生体適合性の高い非毒性の可溶化剤として機能します。
リン脂質は、親水性、親油性、両親媒性のいずれの薬物もカプセル化(封入)することが可能です。
これにより、薬物の体内分布を変化させ、治療効果の向上と副作用の低減(治療指数の改善)を実現します。
また、皮下投与や筋肉内投与においては、薬物をカプセル化または分散させることで、ゆっくりと持続的に放出させる「徐放性」をもたせることも可能です。
リン脂質は、以下のようなさまざまな注射剤製剤において機能性成分として活用されています。

エマルション(乳剤)

注射剤におけるリン脂質の最も代表的な用途は、静脈栄養用O/W型エマルションの乳化剤です。
特に卵黄リン脂質を乳化剤とした輸液は、高用量での豊富な使用実績があり、リン脂質の優れた適格性と極めて高い安全性を裏付けています。
また、プロポフォールのような油溶性薬物のデリバリーにおいても、リン脂質ベースのエマルションは不可欠です。

リポソーム

リポソームは、有効成分(API)の治療指数を向上させるための薬物担体(キャリア)として機能します。
静脈投与後、薬物を腫瘍組織などに選択的に集積させたり、薬物毒性の影響を受けやすい臓器を回避したりすることが可能です。
血中滞留性はリポソームの組成によって調整できるほか、局所投与、筋肉内投与、皮下投与用のさまざまなデポ剤(持続性製剤)の形成にも利用されます。

(混合)ミセル

ホスファチジルコリンと胆汁酸塩で構成される「混合ミセル」は、脂溶性ビタミンなどの水難溶性物質の可溶化に適しています。
このシステムは生体内の自然な吸収メカニズムを模倣しており、脂溶性有効成分の安全なバイオアベイラビリティ(生物学的利用能)を確保します。

懸濁液(サスペンション)

皮下または筋肉内投与用の水性懸濁製剤において、リン脂質は湿潤剤として添加されます。
これにより、懸濁した薬物の分散性を高める役割を果たします。

脂質ナノ粒子(LNP)

脂質ナノ粒子は、RNAをはじめとする次世代薬物のデリバリーにおける新しいプラットフォームです。
リン脂質は主要な構成成分および界面活性剤として、水媒体中で固体脂質粒子を安定化させます。
また、細胞内への取り込み、エンドソーム脱出、細胞内輸送のプロセスにおいても重要な役割を担っています。
カテゴリー 製品名 説明 CAS-No.
卵黄 LIPOID E 80 リン脂質、80 % ホスファチジルコリン 93685-90-6
卵黄 LIPOID E 80 SN リン脂質、70 % ホスファチジルコリン 93685-90-6
卵黄 LIPOID E PC S ホスファチジルコリン、含量 ≥ 96.0 % 97281-44-2
卵黄 LIPOID E PC-3 ホスファチジルコリン(水素添加)、含量 ≥ 98.0 % 97281-45-3
卵黄 LIPOID E PE ホスファチジルエタノールアミン、含量 ≥ 97.0 % 97281-50-0
卵黄 LIPOID E PG ホスファチジルグリセロール(ナトリウム塩)、含量 ≥ 98.0 % 92347-24-5
卵黄 LIPOID E SM スフィンゴミエリン、含量 ≥ 98.0 % 85187-10-6
大豆 LIPOID GPC グリセロホスホコリン(αGPC)、含量 ≥ 98.0 % 28319-77-9
大豆 LIPOID GPC 85 F グリセロホスホコリン(αGPC) 85%水溶液 28319-77-9
大豆 LIPOID S 100 ホスファチジルコリン、含量 ≥ 94.0 % 97281-47-5
大豆 LIPOID S 75 ホスファチジルコリン、含量 ≥ 70.0 % 8030-76-0
大豆 LIPOID S PC ホスファチジルコリン、含量 ≥ 98.0 % 97281-47-5
大豆 LIPOID S PC-3 水素添加大豆リン脂質、HSPC、PC含量 ≥ 98.0 % 97281-48-6
ヒマワリ(Non-GMO) LIPOID H 100 ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)、含量 ≥ 94.0 % 97281-49-7
合成 LIPOID PA 16:0/16:0 (DPPA-Na) 1,2-Dipalmitoyl-sn-glycero-3-phosphate, monoナトリウム塩(DPPA) 169051-60-9
合成 LIPOID PC 14:0/14:0 (DMPC) 1,2-Dimyristoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DMPC) 18194-24-6
合成 LIPOID PC 16:0/16:0 (DPPC) 1,2-Dipalmitoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DPPC) 63-89-8
合成 LIPOID PC 16:0/18:1 (POPC) 1-Palmitoyl-2-oleoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (POPC) 26853-31-6
合成 LIPOID PC 18:0/18:0 (DSPC) 1,2-Distearoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DSPC) 816-94-4
合成 LIPOID PC 18:1/18:1 (DOPC) 1,2-Dioleoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DOPC) 4235-95-4
合成 LIPOID PC 22:1/22:1 (DEPC) 1,2 Dierucoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DEPC) 51779-95-4
合成 LIPOID PE 14:0/14:0 – PEG 2000 (MPEG-2000-DMPE) N-(carbonyl-methoxypolyethylene glycol-2000)-1,2-dimyristoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine, ナトリウム塩 (DMPE-PEG2000) 384835-59-0
合成 LIPOID PE 14:0/14:0 (DMPE) 1,2-Dimyristoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine (DMPE) 998-07-2
合成 LIPOID PE 16:0/16:0 – PEG 5000 (MPEG-5000-DPPE) N-(carbonyl-methoxypolyethylene glycol-5000)-1,2-dipalmitoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine, ナトリウム塩 (DSPE-PEG5000) 384835-61-4
合成 LIPOID PE 16:0/16:0 (DPPE) 1,2-Dipalmitoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine (DPPE) 923-61-5
合成 LIPOID PE 18:0/18:0 – PEG 2000 (MPEG-2000-DSPE) N-(carbonyl-methoxypolyethylene glycol-2000)-1,2-distearoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine, ナトリウム塩 (DSPE-PEG2000) 247925-28-4
合成 LIPOID PE 18:0/18:0 (DSPE) 1,2-Distearoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine (DSPE) 1069-79-0
合成 LIPOID PE 18:1/18:1 (DOPE) 1,2-Dioleoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine (DOPE) 4004-05-1
合成 LIPOID PG 14:0/14:0 (DMPG-Na) 1,2-Dimyristoyl-sn-glycero-3-phospho-rac-glycerol, ナトリウム塩 (DMPG-Na) 67232-80-8
合成 LIPOID PG 16:0/16:0 (DPPG-Na) 1,2-Dipalmitoyl-sn-glycero-3-phospho-rac-glycerol, ナトリウム塩 (DPPG-Na) 67232-81-9
合成 LIPOID PG 16:0/18:1 (POPG-Na) 1-Palmitoyl-2-oleoyl-sn-glycero-3-phospho-rac-glycerol, ナトリウム塩(POPG-Na) 208070-86-8
合成 LIPOID PG 18:0/18:0 (DSPG-Na) 1,2-Distearoyl-sn-glycero-3-phospho-rac-glycerol, ナトリウム塩 (DSPG-Na) 200880-42-8
合成 LIPOID PG 18:1/18:1 (DOPG-Na) 1,2-Dioleolyl-sn-glycero-3-phospho-rac-glycerol, ナトリウム塩 (DOPG-Na) 67254-28-8
合成 LIPOID PS 18:1/18:1 (DOPS-Na) 1,2-Dioleoyl-sn-glycero-3-phospho-L-serine, ナトリウム塩 (DOPS-Na) 70614-14-1
カチオン性脂質 LIPOID DOTAP-CI 1,2-Dioleoyloxy-3-trimethylammonium-propane chloride (DOTAP) 132172-61-3
合成脂質 LIPOID TG 8:0/8:0/8:0 トリカプリリン、純度 ≥ 99.0 % 538-23-8
精製脂肪酸・脂肪酸塩 LIPOID FA 18:1 植物由来オレイン酸(USP)、純度 ≥ 98.0 % 112-80-1
精製脂肪酸・脂肪酸塩 LIPOID Purified Oleic Acid 植物由来オレイン酸(Ph.Eur.)、含量 ≥ 65.0 % 112-80-1
精製脂肪酸・脂肪酸塩 LIPOID Sodium Oleate 植物由来オレイン酸、含量 ≥ 50.0 %、ナトリウム塩 143-19-1
精製油 LIPOID MCT 中鎖脂肪酸(Ph.Eur., USP) 73398-61-5
精製油 LIPOID Purified Fish Oil 魚油(Ph.Eur., USP) 8016-13-5
精製油 LIPOID Purified Soybean Oil 精製大豆油(Ph.Eur., USP) 8001-22-7

経口投与用途におけるリン脂質の役割

経口投与分野において、リン脂質は主に水難溶性薬物の吸収性とバイオアベイラビリティ(生物学的利用能)の向上を目的として使用されます。
また、胃粘膜への刺激を軽減したり、有効成分(API)を分解から保護したりする効果も期待できます。
リン脂質は、エマルション、分散系、混合ミセル、リポソーム(およびプロリポソーム)、固形分散体、非水系リン脂質製剤など、多岐にわたる製剤形態に応用されています。
これらにおいて、リン脂質は湿潤剤、乳化剤、可溶化剤、あるいは脂質マトリックス形成剤として機能します。
これらの製剤は、適切な添加剤を組み合わせることで、顆粒、散剤、錠剤などの固形剤に加工できるほか、カプセル、サシェ(分包剤)、ボトルなどへ直接充填することも可能です。

液体リン脂質製剤

リン脂質をオイルや水混和性溶媒(プロピレングリコールなど)と組み合わせた非水系の液体濃縮物は、有効成分を溶解させるのに適しています。
これを水で希釈することで、水相中への有効成分の分散を助けます。
カプセルやボトル、サシェなどの剤形に直接充填して使用されます。

エマルション(乳剤)

薬物がオイルに対して十分な溶解性を持つ場合、リン脂質を乳化剤または助乳化剤として用いることで、O/W(水中油)型エマルションや自己乳化型製剤を調製することが可能です。

(混合)ミセル

リン脂質と胆汁酸塩で構成される混合ミセルは、腸管内の自然な可溶化システムを模倣したものであり、小児用製剤にも適した安全性の高い可溶化剤として重宝されています。

固形分散体

難溶性薬物とリン脂質を(ポリマーの有無にかかわらず)スプレードライ(噴霧乾燥)などで処理することで、薬物を非晶質(アモルファス)状態で保持した固形分散体を形成できます。
水分と接触すると、リン脂質が湿潤剤および可溶化剤として働き、薬物の溶出を促進します。

有効成分(API)としてのリン脂質

大豆由来のポリエンリン脂質(PPL)は、肝疾患の予防および治療に用いられます。
これらのリン脂質は、有害な活性酸素(ROS)の生成を抑制する働きがあります。
大豆リン脂質原料として、あるいは液状の製剤製品として提供されています。
カテゴリー 製品名 説明 CAS-No.
大豆 LIPOID GPC グリセロホスホコリン(αGPC)、含量 ≥ 98.0 % 28319-77-9
大豆 LIPOID GPC 85 F グリセロホスホコリン(αGPC) 85%水溶液 28319-77-9
大豆 LIPOID S 45 レシチン画分、45 % ホスファチジルコリン 8030-76-0
大豆 LIPOID S 75 ホスファチジルコリン、含量 ≥ 70.0 % 8030-76-0
大豆 LIPOID S 80 PPL ポリエンホスファチジルコリン 73 – 79 % 8030-76-0
大豆 PHOSAL® 50 PG ホスファチジルコリン含量 ≥ 50.0 % プロピレングリコール溶液
大豆 PHOSAL® 50 SA+ ホスファチジルコリン含量 ≥ 50.0 % サフラワー油溶液
大豆 PHOSAL® 53 MCT ホスファチジルコリン含量 ≥ 53.0 % MCT溶液
大豆 PHOSAL® 75 SA ホスファチジルコリン含量 ≥ 72.0 % サフラワー油溶液
大豆 PHOSAL® MCT 30 % LIPOID S 75(USP-NF)の中鎖脂肪酸(USP-NF)溶液
大豆 PHOSPHOLIPON® 80 H 水素添加大豆リン脂質、70 % ホスファチジルコリン 92128-87-5
大豆 PHOSPHOLIPON® 90 G ホスファチジルコリン、含量 ≥ 94.0 %, 顆粒状 97281-47-5
大豆 PHOSPHOLIPON® 90 H 水素添加ホスファチジルコリン、含量 ≥ 90.0 % 97281-48-6
Non-GMO大豆 LIPOID P 100 ホスファチジルコリン(Non-GMO大豆由来)、含量 ≥ 90.0 % 97281-47-5
Non-GMO大豆 LIPOID P 100-3 水素添加ホスファチジルコリン(Non-GMO大豆由来)、含量 ≥ 90.0 % 97281-48-6
Non-GMO大豆 LIPOID P 45 レシチン、ホスファチジルコリン(NonGMO大豆由来) ≥ 45 % 8030-76-0
Non-GMO大豆 LIPOID P 75 レシチン、ホスファチジルコリン(NonGMO大豆由来) ≥ 70 % 8030-76-0
Non-GMO大豆 LIPOID P 75-3 水素添加ホスファチジルコリン(NonGMO大豆由来) ≥ 70 % 92128-87-5
Non-GMO大豆 LIPOID P LPC 80 リゾホスファチジルコリン、含量 ≥ 80 % 9008-30-4
ヒマワリ(Non-GMO) LIPOID H 100 ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)、含量 ≥ 94.0 % 97281-49-7
ヒマワリ(Non-GMO) LIPOID H 100-3 水素添加ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)、含量 ≥ 94.0 % 92128-87-5
ヒマワリ(Non-GMO) LIPOID H 85 ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)、含量 ≥ 85 % 97281-49-7
ヒマワリ(Non-GMO) PHOSAL® H 50 ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)含量 ≥ 50.0 % ヒマワリ油溶液

外用におけるリン脂質の役割

外用剤において、リン脂質は薬物と皮膚の相互作用を促進し、皮膚バリア機能を強化するだけでなく、保湿剤として機能し、皮膚表面における薬物の滞留時間を延長させます。
優れた生体適合性、規制面での適格性、そして高い機能性を併せ持つリン脂質は、外用剤の添加剤として極めて優先度の高い選択肢です。
非毒性・非刺激性であり、天然かつ再生可能な原料に由来するため、現代の高度な皮膚用製品に求められる厳しい品質要求に応えることができます。
また、添加剤としての枠を超え、炎症やダメージを受けた皮膚構造の改善にも寄与します。
生体内の代謝経路を通じて、ストレスを受けた皮膚に不足または減少した物質(リノール酸など)を補給する役割も果たします。

液体リン脂質製剤

リン脂質をオイルや水混和性溶媒(プロピレングリコールなど)と組み合わせた非水系の液体濃縮物は、有効成分を溶解させるのに適しています。
これを水で希釈することで、水相中への有効成分の分散を助けます。
カプセルやボトル、サシェなどの剤形に直接充填して使用されます。

・不飽和リン脂質

リン脂質を含まない製剤と比較して皮膚深部への浸透性が高く、標的部位への薬物デリバリーをサポートします。

・水添(飽和)リン脂質

皮膚表面での滞留時間を高め、バリア機能を健全に保つのに役立ちます。

リン脂質は、以下のようなさまざまな外用製剤に応用されています。

エマルション(乳剤)

リン脂質は、クリーム製剤におけるO/W型およびW/O型エマルションの乳化剤として機能します。
水に溶けにくい有効成分を、製剤中の油分に溶解させて配合することが可能です。

リポソーム

リポソーム形態のリン脂質は、外用製剤の医薬学的特性を向上させます。
不飽和または水添リン脂質のいずれをベースとしたリポソームも、ジェル剤などのさまざまな外用剤形へとさらに加工することができます。

ラメラシステム

脂質のラメラ(層状)構造は、皮膚バリアの回復を効果的にサポートします。
当社の「SLM Skin Lipid Matrix®」は、多重層ラメラ構造を持つ水添リン脂質をベースとした基剤であり、容易に外用製品へと配合可能です。
このラメラ層が皮膚の保護層を再構築し、作用部位における有効成分(API)の保持を助けます。

スプレー剤

外用スプレー剤では、溶媒中のリン脂質によって有効成分を直接溶解させることができます。
この適用形態は、簡便かつ効果的な皮膚への薬物送達手段を提供します。
カテゴリー 製品名 説明 CAS-No.
大豆 LIPOID S 100 ホスファチジルコリン、含量 ≥ 94.0 % 97281-47-5
大豆 LIPOID S 45 レシチン画分、45 % ホスファチジルコリン 8030-76-0
大豆 LIPOID S 75 ホスファチジルコリン、含量 ≥ 70.0 % 8030-76-0
大豆 PHOSAL® 50 PG ホスファチジルコリン含量 ≥ 50.0 % プロピレングリコール溶液
大豆 PHOSAL® 50 SA+ ホスファチジルコリン含量 ≥ 50.0 % サフラワー油溶液
大豆 PHOSAL® 53 MCT ホスファチジルコリン含量 ≥ 53.0 % MCT溶液
大豆 PHOSAL® 75 SA ホスファチジルコリン含量 ≥ 72.0 % サフラワー油溶液
大豆 PHOSAL® MCT 30 % LIPOID S 75(USP-NF)の中鎖脂肪酸(USP-NF)溶液
大豆 PHOSPHOLIPON® 80 H 水素添加大豆リン脂質、70 % ホスファチジルコリン 92128-87-5
大豆 PHOSPHOLIPON® 90 G ホスファチジルコリン、含量 ≥ 94.0 %, 顆粒状 97281-47-5
大豆 PHOSPHOLIPON® 90 H 水素添加ホスファチジルコリン、含量 ≥ 90.0 % 97281-48-6
大豆 SLM Skin Lipid Matrix® 2026 水素添加ホスファチジルコリンと角質層と同一の皮膚脂質を配合したベースクリーム
Non-GMO大豆 LIPOID Liposome 0041 大豆リン脂質を使用したリポソーム分散液
Non-GMO大豆 LIPOID Liposome Basic プレリポソーム製剤
Non-GMO大豆 LIPOID P 100 ホスファチジルコリン(Non-GMO大豆由来)、含量 ≥ 90.0 % 97281-47-5
Non-GMO大豆 LIPOID P 100-3 水素添加ホスファチジルコリン(Non-GMO大豆由来)、含量 ≥ 90.0 % 97281-48-6
Non-GMO大豆 LIPOID P 45 レシチン、ホスファチジルコリン(NonGMO大豆由来) ≥ 45 % 8030-76-0
Non-GMO大豆 LIPOID P 75 レシチン、ホスファチジルコリン(NonGMO大豆由来) ≥ 70 % 8030-76-0
Non-GMO大豆 LIPOID P 75-3 水素添加ホスファチジルコリン(NonGMO大豆由来) ≥ 70 % 92128-87-5
Non-GMO大豆 LIPOID P LPC 80 リゾホスファチジルコリン、含量 ≥ 80 % 9008-30-4
ヒマワリ(Non-GMO) LIPOID H 100 ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)、含量 ≥ 94.0 % 97281-49-7
ヒマワリ(Non-GMO) LIPOID H 100-3 水素添加ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)、含量 ≥ 94.0 % 92128-87-5
ヒマワリ(Non-GMO) LIPOID H 85 ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)、含量 ≥ 85 % 97281-49-7
ヒマワリ(Non-GMO) PHOSAL® H 50 ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)含量 ≥ 50.0 % ヒマワリ油溶液
ヒマワリ(Non-GMO) SLM Eco® 水素添加ホスファチジルコリン(non-GMO)と角質層と同一の皮膚脂質を配合したベースクリーム
精製脂肪酸・脂肪酸塩 LIPOID Purified Oleic Acid 植物由来オレイン酸(Ph.Eur.)、含量 ≥ 65.0 % 112-80-1

肺投与用途におけるリン脂質の役割

リン脂質は、新生児の呼吸窮迫症候群(RDS)において、不足している肺サーファクタント(肺表面活性物質)を補う治療に有効であることが古くから知られています。
そもそも肺粘膜の80%以上はリン脂質で構成されており、ヒトの肺胞内における空気-血液界面(air-blood interface)において極めて重要な役割を担っています。
近年、吸入投与を目的としたリン脂質含有製剤の市場導入が加速しています。
リン脂質は優れた安全性(低毒性)を持ち、かつ生体内に高濃度で存在する内因性物質であることから、肺投与用製剤の添加剤として非常に理想的な素材です。
肺にはもともと飽和リン脂質が含まれているため、吸入製剤には飽和PC(ホスファチジルコリン)や飽和PG(ホスファチジルグリセロール)が好んで使用されます。
これらは、ドライパウダー吸入剤(DPI)や、ネブライザーを用いた吸入液剤に応用されています。
カテゴリー 製品名 説明 CAS-No.
大豆 LIPOID S 100 ホスファチジルコリン、含量 ≥ 94.0 % 97281-47-5
大豆 LIPOID S PC-3 水素添加大豆リン脂質、HSPC、PC含量 ≥ 98.0 % 97281-48-6
合成 LIPOID PA 16:0/16:0 (DPPA-Na) 1,2-Dipalmitoyl-sn-glycero-3-phosphate, monoナトリウム塩(DPPA) 169051-60-9
合成 LIPOID PC 14:0/14:0 (DMPC) 1,2-Dimyristoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DMPC) 18194-24-6
合成 LIPOID PC 16:0/16:0 (DPPC) 1,2-Dipalmitoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DPPC) 63-89-8
合成 LIPOID PC 16:0/18:1 (POPC) 1-Palmitoyl-2-oleoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (POPC) 26853-31-6
合成 LIPOID PC 18:0/18:0 (DSPC) 1,2-Distearoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DSPC) 816-94-4
合成 LIPOID PC 18:1/18:1 (DOPC) 1,2-Dioleoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DOPC) 4235-95-4
合成 LIPOID PG 16:0/18:1 (POPG-Na) 1-Palmitoyl-2-oleoyl-sn-glycero-3-phospho-rac-glycerol, ナトリウム塩(POPG-Na) 208070-86-8
合成 LIPOID PG 18:0/18:0 (DSPG-Na) 1,2-Distearoyl-sn-glycero-3-phospho-rac-glycerol, ナトリウム塩 (DSPG-Na) 200880-42-8

点眼投与用途におけるリン脂質の役割

リン脂質は、眼球表面の脂質膜(油層)に含まれる生体内成分です。
そのため、優れた生体適合性と高い安全性を備えた眼科用製剤の添加剤として、極めて理想的な素材です。
リン脂質は、エマルションやリポソーム、あるいはコンタクトレンズへの付加成分といった形態で適用されます。
主な用途の一つにドライアイの治療があり、脂質膜を安定化させることで、眼表面の潤滑性を保つのに貢献します。
さらに、難溶性物質の可溶化や、薬物の吸収促進にも役立ちます。
また、ハイドロゲルに配合することで角膜表面への結合性を高め、薬物動態(ファーマコキネティクス)プロファイルを改善することも可能です。
眼内投与においては、リン脂質を用いて薬物デポ(持続性)製剤を形成することができ、これにより安全性の向上や患者のコンプライアンス改善(点眼回数の削減など)に寄与します。
カテゴリー 製品名 説明 CAS-No.
大豆 LIPOID S 100 ホスファチジルコリン、含量 ≥ 94.0 % 97281-47-5
大豆 LIPOID S 75 ホスファチジルコリン、含量 ≥ 70.0 % 8030-76-0
大豆 LIPOID S PC-3 水素添加大豆リン脂質、HSPC、PC含量 ≥ 98.0 % 97281-48-6
大豆 PHOSPHOLIPON® 80 H 水素添加大豆リン脂質、70 % ホスファチジルコリン 92128-87-5
大豆 PHOSPHOLIPON® 90 H 水素添加ホスファチジルコリン、含量 ≥ 90.0 % 97281-48-6
Non-GMO大豆 LIPOID Liposome 0041 大豆リン脂質を使用したリポソーム分散液
Non-GMO大豆 LIPOID Liposome Basic プレリポソーム製剤
Non-GMO大豆 LIPOID P 100 ホスファチジルコリン(Non-GMO大豆由来)、含量 ≥ 90.0 % 97281-47-5
Non-GMO大豆 LIPOID P 75 レシチン、ホスファチジルコリン(NonGMO大豆由来) ≥ 70 % 8030-76-0
ヒマワリ(Non-GMO) LIPOID H 100 ホスファチジルコリン(ヒマワリ由来)、含量 ≥ 94.0 % 97281-49-7
合成 LIPOID PC 14:0/14:0 (DMPC) 1,2-Dimyristoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DMPC) 18194-24-6
合成 LIPOID PG 14:0/14:0 (DMPG-Na) 1,2-Dimyristoyl-sn-glycero-3-phospho-rac-glycerol, ナトリウム塩 (DMPG-Na) 67232-80-8

API(原薬有効成分としてのリン脂質等)

リン脂質は単なる「不活性な添加剤」ではありません。生体内で重要な生理学的役割を担っており、必須栄養素の供給源となるだけでなく、特定の疾患状態を改善する効果も備えています。
例えば、大豆ホスファチジルコリン(PC)は、生体のバランスと健康維持に不可欠なコリンや必須脂肪酸の供給源となります。
また、大豆リン脂質に含まれる多価不飽和脂肪酸は、肝硬変の進行に関与する活性酸素(ROS)のスカベンジャー(除去剤)として機能し、その生成を抑制します。
大豆由来のポリエンリン脂質(PPL)は、こうした特性を活かして肝疾患の予防や治療に用いられています。
これらは大豆リン脂質原料として、あるいは液状の製剤製品として提供されています。
リポイド(Lipoid)社では、特定のリン脂質組成に応じたさまざまな純度グレードの原料や、カプセル充填にそのまま使用できる調製済み製品を取り揃えています。
リン脂質を「有効成分」として活用することで、添加剤としての多機能な特性(可溶化や吸収促進など)との相乗効果を期待できます。
さらに、当社のポートフォリオには、輸液用脂肪乳剤に使用される高純度な精製オイルも含まれています。
カテゴリー 製品名 説明 CAS-No.
大豆 LIPOID GPC グリセロホスホコリン(αGPC)、含量 ≥ 98.0 % 28319-77-9
大豆 LIPOID GPC 85 F グリセロホスホコリン(αGPC) 85%水溶液 28319-77-9
大豆 LIPOID S 80 PPL ポリエンホスファチジルコリン 73 – 79 % 8030-76-0
精製油 LIPOID MCT 中鎖脂肪酸(Ph.Eur., USP) 73398-61-5
精製油 LIPOID Purified Fish Oil 魚油(Ph.Eur., USP) 8016-13-5
精製油 LIPOID Purified Soybean Oil 精製大豆油(Ph.Eur., USP) 8001-22-7

製造

リポイド(Lipoid)

スイスに本拠を置く、世界最大手のレシチン・リン脂質メーカーです。
創業以来、一貫してリン脂質・レシチンを製造販売する専業メーカーとして、医薬品、化粧品、食品分野に最高品質の製品を供給しています。天然由来品・化学合成品など工業ベースで使用される幅広いレンジの製品群を生産可能な世界でただ一つの会社です。
同社の60年以上におよぶリン脂質精製技術と全世界における製品への応用経験から得られたノウハウをお客様の製品開発にお役立て頂いております。

品質

リポイドの製品はEU GMP PartII 及びICH Q7A原薬GMPガイドラインに則ったGMP基準を満たす工場で生産されています。また品質マネージメントシステムはISO9001に準拠しています。

品質保証体制

  1. ISO9001品質マネージメントシステム
  2. EU GMP Part II及びICH Q7AによるGMP管理システム
  3. FDA DMF(ドラッグマスターファイル)登録
  4. 医薬品外国製造業者認定(Phospholipid GmbH)

製造品目(GMP)

  1. グリセロホスホコリン(αGPC)
  2. 精製卵黄レシチン
  3. 精製大豆レシチン
  4. 水添大豆・卵黄リン脂質
  5. 卵黄リン脂質
  6. 大豆リン脂質
  7. 合成リン脂質
  8. リン脂質-脂肪酸混合物
  9. 医薬品用油(天然油脂及び合成中鎖脂肪酸等)
  10. 脂肪酸、脂肪酸塩

おことわり
こちらのページは、医薬品業界およびその関係者を対象に、医薬品用原料に関して適正にご使用いただくための情報提供を目的としております。
一般消費者の方を対象とした情報提供を目的としたものではない事を予めご了承ください。
製品資料に含まれる情報は、当社の知見に基づいています。
特定の使用における当製品の安定性に関し、法的拘束力を保証する文書ではありません。
記述された訴求点は、御社での検討・検証・考察のためにのみ提供するものです。
リポイドおよびエイチ・ホルスタイン株式会社は当情報利用に関連する一切の明示あるいは黙示の法的責任を負いかねます。
H. Holstein Co., Ltd.(国内代理店)