モスセルテック アロー(MossCellTec Aloe)
Aloe moss(Aloina aloides)原糸体を特殊な培養技術を利用してサステナブルに原料化したスキンケア原料。 コネキシン・ギャップジャンクションに着目して肌全体へ水分を素早く分配させます。 コネキシンにて構成されるギャップジャンクションは隣り合う細胞の細胞質をつなげるもので、その穴の中をイオンや水、代謝産物が通ることで細胞間で水分や様々なシグナルの伝達をおこないます。 この原料では細胞間のカルシウムシグナル伝達速度を測定するというユニークな試験も実施し、老化細胞でもシグナルや水分の伝達を向上させる結果が得られています。 つまり、老化した肌においても肌内に水分を広く分配できるようになり、肌水分を向上させることができるという原料となります。 訴求 • 水分の均一性を改善 • 細胞間コミュニケーションを活性化 • 老化サインを取り除く • 乾燥肌を緩和 マーケティング上の利点 ・希少で絶滅危惧種のコケ種のサステナブルな生産 ・コケは地球上最古の植物の1つであり, 水を取り込み貯蔵することが可能 ・コケは非常に効率的な水分保持力と分配メカニズムをもつため乾燥への優れた耐性をもつ ・Well-beingや森林浴コンセプトをサポートするための完璧なアクティブ原料 ・表皮の新たな細胞間コミュニケーションコンセプトに基づく ・肌の渇きを癒すマルチビタミン A-C-E 21% シクロシステム コンプレックス(MULTIVITAMIN A-C-E 21% CYCLOSYSTEM COMPLEX)
ビタミンA、C、Eを含有し、肌の奥深くまで保湿する製品です。皮膚に弾性を与え、フリーラジカルに対して働きかけます。マロウ (CH) ハーバソル エコ(Mallow (CH) Herbasol Eco)
乾燥肌や唇へのエモリエント剤として使用されます。抗刺激、抗炎症、スージング作用も期待できます。スイス原産。原料の93%がオーガニック。COSMOS認証。マンゴー ハーバソル エコ(Mango Herbasol Eco)
抗酸化作用があり、パックへの使用で皮膚を甦らせる作用があります。 原料の44.44%がオーガニック。100% Natural Origin。COSMOS認証。メラノブロンズ(Melano Bronze)
アセチルチロシン、セイヨウニンジンボク果実エキスの相乗効果を利用した天然のセルフタンニング剤です。UVに当たることなくゆっくりとメラニンを増やすことができるので、色ムラの少ない自然な小麦肌を作ることができます。メントール 50% シクロシステム コンプレックス(MENTHOL 50% CYCLOSYSTEM COMPLEX)
メントールがシクロデキストリンから徐々に放出され、冷感作用が長続きします。モケーテ カラハリメロン オイル(Mokate Kalahari Melon Oil)
トコフェロール含有量がオリーブオイルやアルガンオイルの2-3倍と言われる大会抗酸化能をもつ高浸透オイル。 Background Kalahari Melon(カラハリメロン)は有史以前から存在した現在でいうスイカの祖先にあたる。南部アフリカのカラハリ砂漠(地球上で最も乾燥した場所の一つ)に由来し, その地域の狩猟採集民族サン人は水分を得るためにこの果実に頼っており, 彼らにとっての命綱ともいえるものであった。実際にサン人は砂漠を旅する際には乾燥と日光から肌を守るためにこの油を利用していた。 カラハリメロンの種子からプレスして得たオイルは健康的な生活を送るために必要なオメガ6 必須脂肪酸であるリノール酸(Linoleic Acid)を非常に高濃度で含んでいる。それは肌バリアの構成成分でもあり, 抗炎症効果や老化に伴う乾燥や皮膚萎縮(薄さ)を改善することが証明されている。 特徴 ・アルガンやバオバブといった他のtree-based oil の場合は製造の上限が決まっているが, Kalahari Melonの場合は需要に応じて上限を調整できるため、持続的な提供が可能である。 ・肌への浸透性が非常に優れており、素早く肌に吸収される。 ・高濃度リノール酸, トコフェロール(Vitamin E)含有。抗老化, 抗シワ, 抗炎症(傷), 保湿作用が期待できる。マヌカオイル (Manuka Oil )
ニュージーランドに昔から生息しているフトモモ科でピンク色の綺麗な花を咲かせる木から採れる精油。ニュージーランドのティーツリーとも呼ばれ、効果はティーツリーの20-30 倍の抗菌活性作用があると言われている。治療用オイルとしても使われている。香りはティーツリーと全く異なり、ニュージーランドではアロマテラピーでも広く利用されている。 MBTKはトリケトン殺菌作用を表す記号であり、数字が高くなるほど、トリケトン殺菌作用が高くなる。 抽出 葉と茎から水蒸気蒸留にて抽出 利点 Manuka Oil は幅広いantibacterial(抗菌)、antifungal(抗真菌)活性を持ち、Staphylococcus、Streptococcusといった菌や T. mentagrophytesのような真菌に特に高い効果を示す。 応用 アロマテラピー • Antiseptic(殺菌剤)として • 筋肉の不快感に • 肌のリラックスに • 香料として In Cosmetics • Staphylococcus や Streptococcusのようなグラム陽性菌に対するAcitve原料 • P. acne に対しての優れた効果 • 石鹸、クリーム、シャンプー、ふき取りシート、殺菌用ゲルマルーラオイル(Marula Oil)
マルーラの果実をコールドプレスした油です。浸透性が高く、酸化安定性はオリーブオイルの10 倍高いとされる希少性の高いオイルです。 本原料は最小5kgの未精製品ですが、精製タイプも別途300kgから受け付け可能です。 リノール酸 (C18:2): 4 - 15 オレイン酸(C18:1): 65 - 80 パルミチン酸(C16:0): 9 - 16 ステアリン酸(C18:0): 5 - 11モスセルテック No.1(MossCellTec No.1)
細胞核に着目し、肌を様々な環境変化に対応させる化粧品市場初のコケ細胞培養アクティブ原料です。 コケは地球上最初の植物とされており、有史以前から現代まで生き残っています。Aquaporin、Rehydrin、DNA修復能、Stachyose等の水結合代謝物、不凍タンパク等をもつとされ、環境の変化に対して強力な抵抗力を持つことから原料として注目することとなりました。この原料で利用されたのはPhyscomitrella patens(ヒメツリガネゴケ)で、特殊な培養技術を利用しております。 細胞核は本来DNAの保管という役割で知られていますが、近年細胞核は老化にも関与していることが分かってきています。特に核膜孔複合体(NPC)では毎秒膨大な数のmRNAとタンパク質が核内外へ輸送されていますが老化とともにこの輸送能力は衰えてきます。細胞核で特に老化と関連の強いタンパクはRanBP17、LAP2、Lamin Aとされます。RanBP17はタンパクの核内への取り込みを担っており、老化や脳障害に関連するとされています。LAP2も核膜内側に存在して核の構造を保つために必要なタンパクとされ、老化肌では減少することが分かっています。Lamin Aも核膜内側のタンパク質で老化マーカーとしても知られるようになってきています。特にLamin Aの変異は早老症(Progeria)の原因にもなります。In vitroでMossCellTec No.1がこれらの発現を向上させることが確認できており、in vivoでは高温多湿や寒冷乾燥といった環境変化に対する肌の適応力を向上させることが確認できています。(肌のトーンを均一にし、毛穴を縮小。肌バリア改善、保湿等) in-cosmetics Global 2018にてInnovation AwardのActive部門で金賞、BSB Innovation Award 2018でもActive原料部門で金賞を受賞することができました。ムナプシス(MUNAPSYS)
表情ジワ用のBotox様ペプチド。中国対応可能。in-cosmetics North America 2018ではinnovation awardの銅賞、BSB Innovation Award 2019にてActive(その他)部門にて1位を受賞した原料。 この表情ジワ関連で有名な原料A(SNARE複合体の阻害によるアセチルコリン放出阻害)とS(アセチルコリン受容体ブロック)の両方のメカニズムをカバーし、この2種を混合した計5%混合処方と3% MUNAPSYSで比較を行い、混合液よりも優れた結果が得られています。7日間でのシワ改善効果が確認できています。メイヴュー(MEIVIEW)
トータルアイケア原料。地中海の塩生植物に存在する微生物を発酵させて得た原料。バチルス発酵物。 コラーゲンIを産生させ、PKG等デスモソーム関連因子の発現を向上させることで肌を強化し、VEGF発現低下やカドヘリン向上等により血管透過性を減少させることで目のクマや目の周りのたるみ、シワを改善します。 男女両方で試験を実施して効果を確認。マーストゥライザー(MARSturizer)
鉄分が多く、極端なpH値という点で地球上の火星ともよばれるスペインの赤い川「リオ・ティント川」に由来するバチルスの発酵物。 肌水分の恒常性「Hydrastasis」に着目。 表皮のカルシウムイオン濃度勾配を維持してケラチノサイトを保護による保湿と肌再生力の向上、表皮脂質合成やCEタンパク産生によるバリア機能の強化、Eカドヘリンレベルの保護やUVやIRによるチミンダイマー形成阻害等の肌保護作用が期待できます。 フェイスとボディ両方に応用が可能で、いずれへの使用においても塗布後1時間で肌水分、ハリ、弾力が向上し、持続性も確認できました。(コーカサス系とアジア系2人種でのin vivo試験でふどちらの肌タイプにおいても改善が見られました。)メラノグレイ(MelanoGray)
キオス島の特殊な環境でのみ栽培可能で、古くからの栽培方法を維持して2012年からEUにてProtected Geographical Indication (PGI)に登録されているキオスマンダリンの香料蒸留で残った果皮をアップサイクルしたエキスを利用しています。 MelanoGrayではこのエキスにさらにアセチルチロシンを加えています。 白髪化の原因として、内的要因(老化、遺伝的要因、精神感情的ストレス、ホルモン変化、様々な病気、栄養不良、アルコールや特定の薬の使用、喫煙)や環境的要因(UV、農薬、汚染物質)があるが、新たな科学的知見として感情的ストレスも白髪の原因となることがわかっている。 ・ストレスはホルモン noradrenaline(ノルアドレナリン)の放出を誘導する。 ・ノルアドレナリンは毛包内のニッチからのメラノサイト幹細胞喪失によって白髪化を促進しうる。 ・結果としてその貯蔵庫はメラノサイト幹細胞を永久的に失う – 毛髪が白髪へ変化する。 ・ノルアドレナリンはメラノサイトの遺伝子発現も変化させる。 ただし、ストレスによる白髪化は可逆的であり、性別や人種、年齢には関連しないことも判明している。 訴求 ・白髪比率を 21.6 %減少 ・長期持続する再着色効果 (製品使用停止後> 1か月) ・メラニン産生促進遺伝子と抗酸化遺伝子発現向上 ・ユーメラニン産生、メラノサイト増殖を刺激 ・ストレスからのメラノサイトの耐性を向上マウンテンティー プロ(Mountain Tea Pro)
肌の回復のためのナイトタイム改善策というコンセプトのCOSMOS認証原料。 この原料はカフェインフリーの美容睡眠サポート、茶にインスパイアされた酸化ストレスからの保護、肌の抗酸化能のオーバーナイトでの回復(夜の間に肌の回復をサポート)というメリットをもちます。 中国には未対応。 この植物は地中海の山々に由来する伝説的な茶のハーブで、からだの強化や気分の改善のために利用されていた。この茶はカフェインを含まず、リラックスする際に最適とされるため、化粧品でもSelf-careやslow livingアプローチに最適と考え今回原料化しました。 Mountain Tea Proで利用されている植物は西ギリシアの標高400mの汚染からも保護されている場所で有機栽培されています。 ケラチノサイトを用いたin vitro試験ではLUCS assayとNrf2 assayをおこない、濃度依存的にフリーラジカル形成を抑制することが確認できています。 Ex vivo試験ではUV照射後の単回塗布で抗酸化能が回復することが確認できています。